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有為自然 1247 高校生の言葉が 胸に突き刺さる 2024年 夏  240908

 高校生の言葉が 胸に突き刺さる 2024年 夏  240908

 

県都の駅前広場。

人びとが集まっている。

一人の高校生が手をあげ、発言を求めた。

高校生は、メガホンを握った。

サングラスをかけ、麦わら帽子を被っている。

学校の先生に知られないためだ。

しかし、バレバレである。

 

「大人のみなさん、あなたがたはどう思っているのですか。

沖縄が今なお米軍の占領下にあることを。

日本各地の基地から飛び立つ米軍機。

その爆撃機から、ベトナムの人々に爆弾が落とされていることを。

かつての戦争に対して、あなたたちはどう向き合ったのですか」

 

要するに、大人を糾弾しているのだ。

そしてほぼ半世紀。

 

「あなたは、ガザのことをどう思っているのですか。

ガザで、何が起きているのか。

なぜこんなことが起きているのか、その歴史を知っていますか。

イスラエルは何をやってきたのか。

欧米の国々は何をしてきたのか。

日本はどういう態度をとっているのか。

日本のメディアの姿勢は、いったい何なのか。

そしてあなた自身はこの間、何をしてきたのか」

 



マー君のママさんや、のんちさんの記事に刺激されて、

『ガザとは何か』を買ってきて読んだ。

 

ユダヤ人とはなにか。

どのような経過でイスラエルが建国されたのか。

もともとパレスチナに住んでいたのは、だれだったのか。

現在のガザは、かつての強制収容所と同じではないか。

イスラエルに完全封鎖された「天井のない監獄」「絶滅収容所」。

その中で、人々が日々殺されていく。

 

 

半世紀前の高校生。

かつての糾弾者自身が、いまその姿勢を糾されているのだ。

 

情けない。

長きにわたってガザ、そしてイスラエルについて無知であった。

「人間は見ようとしなければ、見えない」

そう言ってきた。

まさに自分も、そのような人間の一人だったのだ。

いろいろなことに手を出し過ぎて、とても手が回らない。

それで自分をごまかしてきたのではないか。

 

今、自分にできることは何か。

知ってしまった以上、動かなければならない。

自分は、いったい何をしたらいいのか。

はっきりしてきたら、記事にしたい。

 

『ガザとは何か』は、とても勉強になりました。

マー君のママさん、のんちさんに感謝です。

この記事を読んでいるみなさんにも、一読をおすすめします。