人生百年 有為自然

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有為自然 713  パリ 長身で大柄なジョセーたちのダンス   

    パリ 長身で大柄なジョセーたちのダンス

 

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2回目の外国旅行は、30数年前。

西ドイツ・フランス・イギリスへの、団体研修旅行。

 

旅行中、同僚に迷惑をかけてはいけないので、出かける前に猛烈に仕事。

そのために飛行機の中で、持病の腹痛と腹下し。

飛行機のトイレに入ったまま出てこないので、添乗員が焦っていました。

ドイツでの最初の夕食の時間、一人、ホテルの部屋で寝ていました。

 

わずかな時間でしたが、

バスで国境を越えて東ドイツへ入り、すぐに戻ってきました。

国境が、もう厳重ではなくなっていたのです。

かつては、銃声が聞こえていたという話でした。

旅行したのは、「壁」が壊される前後の時期です。

 

地方都市でしたが、夜が早い。

夜8時頃には、バスターミナルからバスはすべて消え、真っ暗な状態に。

コンビニなどもありません。

「これこそ、本来の人間の生活ではないか」と感心したものです。

 

パリでは、ツァーのメンバーが財布をやられました。

「写真をとってあげる」と言われ、そのあと、お礼を要求されたそうです。

財布からお札を出そうとしていたら、

仲間の一人が近づいてきて、財布をかっさらっていった、と。

 

自由行動の時間に、ルーブル印象派、オルセーと、美術館を梯子。

次にパリに行くことがあったら、美術館だけを見てまわりたいと思いました。

 

凱旋門の近くのホテルに宿泊。

ホテルで、切手を買おうとしましたが、ありません。

従業員が「出してあげる」というので、切手代とハガキを預けました。

そのハガキが、ニホンに届くことはありませんでした。

 

夜、ムーランルージュではなく、団体さんでリドへ。

自分より一回り大柄で長身のジョセーたちが、

ずらりと並んで足を大きくあげる。

色気も何も、あったものではない。

オトコどもがなぜあんなものに夢中なのか、不思議でした。

自分はオトコでないみたいな言い方になってしまいましたが … 。

自分が貧弱な身体だからかもしれません。

 

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イギリスで、施設の視察。

一人一人バラバラにされます。

英会話は、まるでダメ。

見学していると、施設担当者が、

私の持っている英和マメ辞書の「town」を指さしました。

「今、扱っているテーマは、townだ」ということらしい。

それぐらいは、いくら何でも自分にもわかると言いたかったのだが、話せない。

 

子どもからかけられた言葉さえ、最初わからず。

「キャンナイ … … ?」

「キャンナイハブイット ?」

英語の綴りを考えてみる。

Can I have it ?

「私は、それを持つことができるか ?」

ウ ~ ン ?

「それちょうだい」って意味か。

 

バッキンガム宮殿。

直立不動の衛兵。

「一緒に写真をとってもいいですか?」と聞く。

目だけで、OKの合図。

見事な対応だった。

 

「退職したら、ヨーロッパにまた行くぞ」と思っていたが、

もう無理かなと諦めています。

国内旅行さえも、ままならない状況です(涙)