人生百年 有為自然

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有為自然 133   眠っていると かすかに足音がして …

 

  眠っていると かすかに足音がして …

 

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高校時代の話のつづきです。

 

毎日8時間の授業に、帰宅してから5時間の予習・復習

少しでも手を抜いたら、「落ちこぼれ」ます。

「親の仕送り」に応えなければなりません。

ということで、学校に批判的ながらも、勉強だけは必死に続けました。

 

そんなある夜、寝ていると、かすかに足音がして、

部屋の入口の襖から何かが入ってきました。

そして上からものすごい重さで抑えつけてきたのです。

 

幽霊だと思い、怖くなって、近くに住む叔母の家に行きました。

「幽霊が出た」というと、

叔母は「そう」と言って、布団を敷き寝かせてくれました。

幽霊だと心底から思ったのは、

「父の幽霊体験」(泊まった家の婆さんが、◇吊りした部屋で寝たときの話)の影響です。

 

「金縛り」の始まりでした。

毎晩、くりかえし襲ってきます。

 

原因は何かと考えました。

過度な勉強による「疲れ」だと自己診断します。

起きようとすると、かえって強い力で抑えつけて来る。

こちらが力を抜くと、消えていく。

一種の「催眠状態」だと考えたのです。

 

そこで、金縛りに合うと、

「これは、いつものやつだ」と自分に言い聞かせ、力を抜きます。

起きて「ビタミン剤」を飲み、

「これで、もう安心」「自己暗示」をかけます。

そうやって、金縛りを解きました。

 

そのうちに、金縛りと「遊ぶ」ようになります。

一気に押しのけようとしたり、力を抜いたり。

ある夜、抑えつけているのは「大蛇」だと想像しました。

これは、マズかった !!

ものすごい力で、締めつけてくるのです。

あわてて力を抜き、これは「自己催眠だ」と自分に言い聞かせました。

危機からの脱出、成功 !!

 

ジジイになったせいか、もう金縛りにあいません。

皆さんは、「金縛り」にあったことがありますか ?