人生百年 有為自然

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有為自然 281   ライオンの檻の前で 泣いてしまった

  ライオンの檻の前で 泣いてしまった

 

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わが実家は、家族旅行をしたことが一度もありません。

まだ貧しい時代でした。

 

動物園に連れて行ってもらったのは、1回だけ。

両親が、町医者にとんでもない誤診をされ、

県都病院に再検査するために行った、そのついでです。

両親は、そのとき暗い気持ちだったそうです。

夫婦ともども、冤罪になるところでした。

 

その時の写真がアルバムに残っています。

檻の前でライオンを見た瞬間、怖くて泣いてしまった。

その直後、母に抱いてもらっている写真です。

3、4歳の頃でしょうか。

全く情けないほど臆病です。

 

絵本で、ライオンが登場した途端、本の内容とは関係なく思い出しました。

 

 

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『もりのなか』

(マリー・ホール・エッツ ぶん/え まさきるりこ やく 福音館書店 1963年)

 

ぼくは、かみの ぼうしを かぶり、あたらしい らっぱを もって、

もりへ、さんぽに でかけました。

 

すると、おおきな らいおんさんが、ひるねを していました。

らいおんは、ぼくの らっぱをきいて、めを さましました。

 

「どこへ いくんだい?」と、らいおんが ききました。

「ちゃんと かみを とかしたら、ぼくも ついていって いいかい?」

 

   …

 

らいおんが、最初に登場します。

次に、 ぞう くま かんがるー こうのとり さる うさぎ …

 

そして最後は、どうなった ?

 

最初に登場するのが苦手なライオンだったので、ギョッとしました。

しかし、読んでいくうちに不思議な感覚に。

最後のシーンも … 。