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有為自然 88   いくつもの「塞翁が馬」の組み合わせ ?

 

  いくつもの「塞翁が馬」の組み合わせ ?

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この原稿を書いているとき、「海」さんのブログの冒頭に

「人間万事 塞翁が馬」という言葉が出てきたので、びっくり。

だぶってしまったので、しばらく時間がたってから載せることにしました。

 

「にんげん」ではなく、「じんかん」って読むなんて知りませんでした。

60有余年、間違って使っていたことになります。

 

意味は、人間の禍福は変転し定まりないものだというたとえ。

淮南子人間訓」から。

昔、塞翁の馬が隣国に逃げてしまったが、名馬を連れて帰ってきた。

老人の子がその馬に乗っていて落馬し足を折ったが、

おかげで隣国との戦乱の際に兵役をまぬがれて無事であったという話から。

(『大辞林 第三版』)

 

最近、つくづく「人間万事 塞翁が馬」だなと思うようになりました。

 

身体が弱い。運動神経が悪い。劣等感のかたまり。

そのせいで、いじめにあい、悔しい思いをする。もてない。

悔しいから勉強に「逃げる」。成績がよくなる。

しかし、ますます周りから孤立し、敬遠される。女子に疎まれる。

 

親戚じゅうから「〇〇は結婚できんだろう」と言われつづけます。

「仮にできたとしても、嫁さんに逃げられるだろう」という、おまけつき。

自分も含めて31人の従兄弟姉妹。

そのなかでシングルは従兄1人。

「子なし」は、私と彼の2人だけ。

雑草のごとき一族、いや二族(父方・母方)です。

 

別な「塞翁が馬」のめぐりあわせで、アイカタと出会います。

イカタの家族には、認知症に病人。

結婚するには、同居しかありません。

そのために、義父と私の共同で家を購入しました。

自分一人では、戸建てを買えるような給料ではありません。

高齢者・病人の面倒を見て、みんな見送りました。

そして、現在に至っています。

 

自分で結婚相手を見つけられなかったら、

先輩同僚たちに「見合い」の相手を紹介してもらおうと思っていました。

しかし、相手と価値観が違ったらどうしよう、というのが一番の不安でした。

運動神経がすごく良い女性だったら、

食事の好みが違っていたら、

知識や教養に差があったら … 、不安要素はたくさんありました。

 

運動が極端にできないコンプレックス人間だった自分が、

現在あるのも、「塞翁が馬」の結果です。

いくつもの「塞翁が馬」の組み合わせが、人間なのかなと思ってしまいます。

 

* ホームセンターで、トレニアを買ってきて植えました。