「さっき話したこと 覚えています ?」 231003
私(シゼン) 本人は、これから死ぬまで毎日3回、
インシュリン注射をし続けなければならないのですか ?
医者 さっき話したこと、覚えています ?
私(シゼン) やっぱり、そうなんですね。
上のやりとりは、今年3月の腎臓内科の若い女性医師との会話。
説明を受けた後、最後に念のためと思って聞きなおしました。
食事に注意すれば、少しはよくなるのではないか。
その希望が打ち砕かれました。
自分がもし糖尿病だったとしたら … 。
あれから半年。
お腹の端から始めてもう片方まで、毎日少しずつずらしていきます。
同時に、血糖値の測定もしなければなりません。
上腕の外側に、常に測定器をつけているのです。
血糖値は、8月には正常値の範囲に落ち着いてきました。
担当医の代理の医者から、「お昼は、注射をやめましょう」と言われます。
そして9月。
低血糖の症状がたびたび出ました。
そのため、インシュリン注射を打つのをやめました。
打たなくても、正常値がつづきます。
そして医者から、
「インシュリン注射は、やまましょう。もう大丈夫です」と。
あっけらかんとした感じで言われました。
エッと、思いました。
3月のあの説明は、いったい何だったの ?
あのとき、絶望的な気持ちになっていたのですから。
「3月に話したこと、覚えています?」
頭に浮かんだ言葉です。
もちろん、言いませんけど(笑)。
「医者は決して、楽観的なことを語らない」とは、知っていました。
希望的なことを話して、
「先生は、あの時こう言っていたではありませんか」と、
患者や縁者につめよられるかもしれないからです。
人間相手の仕事には、いろいろあるものですね。
自分などは、「希望を語り続ける職業」でしたから。
とにかく糖尿病が完治した原因は、
一重にアイカタの頑張りだと思っています。
食事管理が徹底していました。
管理栄養士さんの指導に完全に従いました。
炭水化物と糖質の制限。
ご飯の量は、1食140グラム。
タンパク質を含む食品、野菜などを多く摂取。
参考にしたのは、2度の入院中に記録した病院食のメニュー。
砂糖は、オリゴ糖に変更。
もともと甘いものは好まないとはいえ、菓子・飲料は「糖質ゼロ」。
そして、毎日の食事の記録。
自分にはとても真似できません。
アイカタの体重(身長160センチ)は、
周辺臓器など5キロを超える摘出手術により、35キロ台にまで落ちました。
しかし、現在40キロまで回復しています。
食事制限しても、タンパク質などの摂取により体重が増えたのです。
これで、腹部手術の完治につづき、
糖尿病、インシュリン注射も卒業できました。
あとは、脊椎圧迫骨折と肝臓です。
まとめ アイカタは糖尿病が完治し、インシュリン注射も卒業した。
食事管理の徹底が勝因だ。
医者は、希望的なことを口にしないものだと痛感した。