人生百年 有為自然

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有為自然 118   トロッコ 臆病だから まず乗らないか 

  ロッコ 臆病だから まず乗らないか

 

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ミキハウス宮沢賢治の絵本」シリーズ

出版されているものをすべて読み終わり、

次はどうしようかと図書館で迷っているうちに、芥川龍之介が目に入りました。

久しぶりに手にします。

 

羅生門 杜子春芥川龍之介 岩波少年文庫 2000年)

 

うんと自分にひきつけて、一言ずつ。

 

蜘蛛の糸  犍陀多(かんだた)、なつかしい名前です。 悲しそうな顔のお釈迦さま。

      この作品には出てはこないけど、

      どんな悪人をも救うという阿弥陀さまが好きかな。

 

魔術    ミスラ君から魔術を習う主人公。 なるほど、そういう結論か。

 

杜子春   大金をもらったら、使わずにひとまず持っているだろうな。

      宝くじを買いながら、いつもそう思っています。 見果てぬ夢です。

 

犬と笛   読みながらずっと、髪長彦(かみながひこ)は、

      どちらのお姫さまと結婚したか気になっていました。 結末は … 。

 

ロッコ  臆病だから、まずトロッコに乗らないか。

      乗ったとしてもすぐに「降ろしてください」かな。

 

仙人    不老不死、昔はそんなことも考えたなぁ … 。

      今は、100歳までは生きたい、ぐらいかな。

      権助が医者の家で、仙人になる修行を20年。 その結論がおもしろい。

 

羅生門   読んでいて、「死臭がひどかっただろうに!!」と思いました。

      死体の臭いが気になって仕方がありません。

      毒をもられた野犬が床下にもぐりこみ、その死体の存在に気づくまで、

      強烈に臭かったので。 子どもの時の体験です。

 

     あごの下までのびる鼻をもつ禅智内供(ぜんちないぐ)

      痛いほど、彼の心理がわかる。

 

芋粥    「五位」のような人間、職場にいたなぁ。

      利仁将軍は善意ながらも、五位にはむごい結果に … 。

 

幻灯    幻灯の中の「少女」が気になりますね。

 

蜜柑    二等客車に、三等の切符をもった小娘か。

      実話をもとにした話。 「私」の心の動き、あり得るなぁ。

 

侏儒の言葉 いくつか納得するものがありました。