人生百年 有為自然

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有為自然 218    おともなく しずまりかえって さむくしめっている

 

   おともなく しずまりかえって さむくしめっている

 

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『よあけ』

(ユリー・シュルヴィッツ作・画 瀬田貞二訳 福音館書店 1977年)

 

淡い緑色と青色とを基調とした、本の表紙。

に、大人子どもを乗せたボート。

期待させる絵です。

 

見開きの右ページに、黒っぽい楕円

  「おともなく、」

 

ページをめくると、左ページは、少し大きくなった楕円。

  「しずまりかえって、」

右は、さらに大きくなった楕円。

  「さむく しめっている。」

 

さらにめくり、左ページには、下の方になにか見えます。

  「みずうみのきのしたに」

右ページに目をうつすと、

  「おじいさんとまごが もうふでねている。」

 

あとは、省きます。

すべてのページの絵に、魅せられます。

添えられた、少ない文字が語りかけてきます。

 

月、山、湖、そよ風、さざ波、もや、小動物たち、水、火、 … 。

 

『つるにょうぼう』の絵本では、

最後のページで「あーっ!!」という感じでした。

 

『よあけ』は、どんどん変わっていき、最後に … 。

語るのは、やめましょう。

 

ご自分で、ご覧ください。

最寄りの図書館で、閲覧されることをおすすめします。

時間はかかりません。

他館から取り寄せなければならないかもしれません。

 

一見の価値があります。

とにかく、すべてのページの絵に魅せられました。