♪ 俺は田舎の … 百姓の末裔
やっとQRコードで注文 200602

♪ 俺は田舎のプレスリー 百姓のせがれ ~
吉幾三の曲が頭の中を流れる。
さて、沖縄から上京した高校の同級生。
彼に会うために、都心に出た。
彼は大学卒業後、先祖の地・沖縄に就職したのだ。
会うのは、2年ぶりである。
〇〇駅を降りて、ホテル近くのビルに向かう。
橋を渡り左折。
そして大きな丁字路を右折。
前に来たはずなのに、坂の上の交差点の風景が違う。
探しても、ビルが見当たらない。
ナビで探そうとする。
ところが、スマホを買い替えたばかり。
やり方がわからなくなった。
駅に向かって、元来た道を引き返す。
一つ先の丁字路を曲がってしまったことがわかる。
駅から7~8分のはずが、たどりつくのに40分もかかった。
やはり、自分はホンモノの田舎者だ。


17時開店の居酒屋に入る。
鳥刺し・馬刺しがあるではないか。
感激!!
注文は、やはりQRコード。
喫茶店で、自分より年配の女性とふたりで悪戦苦闘したことを思い出した。
店員さんに、注文の仕方を聞く。
メニューを開く。
ドリンク、フード … 。
注文する品名をタッチ、
カートをタッチ、
「注文する」をタッチ … 。
だんだん慣れてきた。
次回は、大丈夫だろう。
二人の話は、沖縄の現状になる。
ひどすぎる。
なぜこうも差別され、攻撃されるのだろう。
国土の0.6%でしかない土地に、
7割の米軍基地を政府は押しつけている。
国民もその現実を見ようとしない。
米兵集団による少女暴行事件をきっかけに、
普天間基地の返還が約束された。
しかし、30年たっても返されない。
辺野古に新基地をつくることが唯一の選択肢だという。
海底が軟弱地盤のために、このペースでは完成は40~50年後。
自分が生きているうちには、絶対に完成しないだろう。
しかも辺野古新基地ができたとしても、
米軍は普天間基地を返さないと言っている。
沖縄には何度も行った。
少年兵だった叔父が戦死した地である。
小中高校時代、
沖縄が米軍占領下にあることを教えなかった教師たち。
その怒りが、現在の自分の生き方につながっている。
沖縄をめぐる理不尽さ、まだまだ続いている。
「沖縄はけっして負けない。諦めないから」
上京した同級生は、今もがんばっている。
女子に人気のある、イケメンの運動部キャプテンだった彼。
まさかまさかの変わり様である。
握手して別れた。
別れる時の握手は、わが田舎の風習らしい。
同級生から、手を差し出される。
そのたびに、そうかと思う。