乗り物酔い 肩こり アイデアを盗むヤツ …
みなさん、乗り物酔いは大丈夫ですか。
子どもの頃、たびたび乗り物酔いをしていました。
自分で車を運転するようになってから、車は大丈夫になります。
しかし、船酔いはひどいです。
ジェットコースターもダメ。
年齢制限で、今は心配なし。
食べたら、二度と酔わなくなるという「酔わんようかん」。
こんなものがあれば、欲しかったなぁ。
乗り物酔いをしてしまう百合子が新幹線のなかで、
銭天堂のおかみ紅子に「酔わんようかん」をもらいました。
すると、ジェットコースターも平気になったのです。
ただ「ようかん」の説明文をしっかり読んでいませんでした。
そのために、どうなったでしょう ?
おじいちゃんが湯守りをしていた温泉旅館「ささめ」は、
とても評判のよい湯でした。
おじいちゃんは、かつて紅子さんから「肩こり地蔵まんじゅう」をもらい、
不思議な力をもっていたのです。
おじいちゃんがギックリ腰で倒れると、温泉の質が悪くなり … 。
しかし、もう「まんじゅう」は売っていません。
泊まりに来た紅子さんが、孫の葵にも「まんじゅう」と同じ力を与えます。
どんな能力だとお思いになりますか ?
風景や花の写真をとろうとしたとき、
他の人が写りこんでこまったことありませんか。
人混みの中で写真をとっても、
景色だけがきれいにとれるという「写らんシール」。
紅子さんに親切にしてあげた久司は、そのシールをもらいました。
カメラに貼ると、いい写真を撮れるようになったのですが、
紅子さんの注意をきちんと聞いていませんでした。
どうなったでしょう ?
夕食前にお菓子を食べ過ぎたために
御馳走を食べられなくなったということはありませんか。
紅子の秘密を知った英也は、紅子を脅して「底なしイ~カ」を手に入れます。
英也はいくら食べても、平気になりました。
ところが、食べても食べてもお腹がすくのです。
そのあと、どうなったでしょう ?
紅子に魚の釣り方をおしえてあげた五郎。
紅子が席をはずしたあと、彼女のトランクの中が気になって … 。
開けてみると、駄菓子がいっぱい。
そのなかの「カモメあめ」を食べた五郎は … ?
今までと、ちょっと違った結末でした。
人のアイデアを盗むヤツいませんでしたか ?
私の場合、自分のやってきたことの成果を横取りされかかったことがありました。
横取りは、みごとに失敗しましたけどね。
だって、自分で説明できないのですから。
さて和菓子職人の一志(かずし)は、
先輩職人の竜二に何度もアイデアを盗まれます。
気の毒に思った紅子は、
いくらでもアイディアがわいてくる「アイディアあんこ」を
一志の妹はるかにあげます。
ところが、はるかが一志に渡す前に、
「アイディアあんこ」を竜二に盗まれます。
それを食べた竜二は、いったいどうなったでしょう ?
今回は、紅子さんが旅先でいろんな人たちに出会いました。
「墨丸」というペットも一緒です。
どんな動物 ?
どんなかたちになっているとお思いでしょうか ?
『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂 第9巻』(廣嶋玲子・作 jyajya・絵 偕成社)でした。