人生百年 有為自然

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有為自然 1196  能登の海は … 遠かった ~ 240218

  能登の海は … 遠かった ~  240218

 

   * 珠洲市の写真を借用

 

北陸三県には、これまで行ったことがない。

富山・石川・福井。

能登半島地震があってから、関心をもつようになった。

思い切って能登の海」に行くことにした。

しかし辿り着くまで、ずいぶん時間がかかってしまった。

 

冬の能登の海は、やはり寒々しい。

そこで生活する助産師さん(77歳)。

1万3千人の誕生に立ち会った、と。

 

漁師の男性(84歳)はワカメをとり、そして船から岸にあげていた。

妻さんと二人で干す。

根気の良さでは、若いものに負けない、と。

 

鮮魚の行商をいとなむ女性(72歳)。

地域の人々と話しながら、仕入れた魚を売っていた。

魚がとれないときには、干物をつくっている、と。

 

漁村の静かな日常だ。

そこへ電力会社の人たちがやってきた。

市長も建設計画に乗り出す。

あの手この手で誘う。

既存の施設の見学ツァー。

2万4千人の人口なのに、1万6千人もツァーに参加。

賛成・反対で、市民が分かれる。

市長選挙の結果にも疑惑が。

 

日常をたんたんと映し出している。

能登の海は幸いを運んでくる、恵みをもたらす潮の道」

耳に残る言葉だ。

赤んぼうの出産のときに、シゼンの目に思わず涙が…。

ビデオ映像を制止して涙を拭った。

 

31年前の、ドキュメンタリーである。

能登の海 風だより』

石川テレビ制作 ディレクター赤井朱美さん 1993年5月31日放送 63分)

能登の海、風、生活する人々、

そして珠洲原発計画を、静かに記録していた。

 

およそ30年前の人々の行動が、今回の地震での大人災を防いだ。

 

マー君のママさんに薦められて行きました。

横浜にある放送ライブラリー

前回の記事で、休日振替のために閉館だったところです。

 

       * 放送ライブラリーのある横浜情報文化センター

 

このドキュメンタリーを、全国的に再放送してほしいものです。

地震多発国に原発はいらない、つくづくそう思いました。

 

まとめ  横浜の放送ライブラリーに行った。

     ドキュメンタリー『能登の海 風だより』を観る。

     能登の海と、そこで暮らす人々に感動した。

     多くの人に見て欲しい。

     再放送を全国で流してほしい。

     DVDができないかな。