人生百年 有為自然

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有為自然 190    競輪場での 怖かった話

 

   競輪場での 怖かった話

 

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学生時代の、競輪場でのバイトの話です。

 住んでいた学生寮には、時々、急なバイトの話が舞い込んできました。

当時は、今のようにスマホやパソコンはありません。

バイトを斡旋する人物から、わが学生寮に電話がかかってくるのです。

「どんな仕事、どこで、いつ、いくら」と。

 

競輪場には、「特別観覧席」というものがありました。

今のような自動改札機などありません。

「特別観覧席」の「入場券」1枚を購入した者が、入場後その1枚を、

「マッチ箱」、あるいはそのようなものに入れて、上の階から下に落とすのです。

それを拾った仲間が、その入場券で入ります。

 

当然、「特別観覧席」の席には座れません。

彼らは、一番前の手すりのところに立って、競輪を見るわけです。

 

最前列の「席」と「手すり」の間は、たしか通路になっていました。

ガードマンは、通路に立って見ている人間に

「お席にお戻りください」と言わなければなりません。

警備会社の人間が、われわれバイトに対して、

立っている人間に、注意を与えるように指示します。

 

1回目、「お席にお戻りください」、

「ああ」

2回目、「すみませんが、後ろの方が見えないので、お席にお戻りください」

「ああ、わかった」

3回目、「お席にお戻りください」

「うるせぇなぁ」

ギロリと睨まれます。

人相からみて、そのスジの人間。

こちらは、ヘビににらまれたカエルです。

もう4回目は、ムリ。

 

身長173センチ、体重50キロのヒョロヒョロの体格

背の低い、アンガールズ !!

大学1年のガキでは、警備会社の服を着ていても、迫力がまったくありません。

そのバイトには、それ以後、行くことはありませんでした。

 

そんな体験からか、

競輪や競馬など賭け事は、まるでダメです(笑)。

 

 

   181~190 記事一覧

 

181 工事現場のエレベーターの中で、巨漢に土下座させられた恐怖体験。

182 地域のなかでの役割は、みんなの力を引きだす「産婆さん」

183 大腸の奇形、鼠径ヘルニア、下肢静脈瘤、… 満身創痍傷だらけの人生です。

184 小学校時代の秘密、「デ〇〇」を隠しとおした。

185 好きな女優は、「下町の太陽」「ハウルの動く城の女優です。

186 一番、困る質問は、「ご専門は?」です。ちゃんと勉強しなかったツケ。

187 「片想いの女性」…初恋、白蛇伝、学級担任、下町の太陽、フォークダンス…。

188 自治会」の役割は、ブラックアウトへの備え、空き家対策、その他いろいろ。

189 ゾーゼー後、「耐乏生活」1週間で~す。

190 競輪場での怖かった話。人相の悪いおっちゃんに … 。