人生百年 有為自然

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有為自然 138   ツナギを着て 「汲み取り式トイレ」に行ったら …

 ツナギを着て 「汲み取り式トイレ」に行ったら …

 

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皆さん、台風は大丈夫でしたか。

首都圏も、昨日のはすごかったです。

 

さて、お盆正月には、いつも父母の実家(両祖父母の家)に帰っていました。

子どもにとっては、「楽しい思い出」です。

しかし、本家の嫁にとっては、大変なことだったと思います。

「義理の兄弟姉妹」「甥っ子」「姪っ子」が押し寄せてくるのですから。

 

お正月に母の実家に行ったときのことです。

叔父のツナギを借りて着ました。

そのまま近所のお店に買物に行くことになります。

腸の弱い私は、直前にトイレに行きたくなりました。

当時は、「汲み取り式トイレ」(ぽっとんトイレ)です。

ツナギのポケットに財布を入れたままでした。

上半身を脱ぎ、しゃがみます。

 

用をすませ、買い物に行こうとしたら、財布がないのです。

トイレに落としてしまいました。

汲み取り用のフタを開け、私が長いひしゃくで〇〇便を肥桶に入れます。

それを叔母さん(母の弟嫁)が、肥桶をかついで、裏の田んぼの肥溜めまで運びます。

便槽の底が見え、カラになるまで何度も何度も繰り返しました。

正月三が日のことなので、近所の評判になったそうです。

 

見つかりました。

財布を近くの小川までもっていきます。

必死で洗いますが、茶色のシミはとれません。

祖父が、囲炉裏で乾かしてくれました。

渇くやいなや、それをもって近所のお店に買い物に … 。

 

この話は、私にとって「面白い思い出」「笑える話」でした。

ところが母から、

〇〇さん(母の弟嫁)から、いつもこの話をされる。

姉さんたちは、手伝わなかった、と」。

この話を聞くたびにつらい、というのです。

 

確かあのとき、母も手伝うといったけど、叔母さんがそれを断ったような気がします。

母は、自分の息子がやらかしたことなので、

すぐに着替えて手伝えばよかったんですね。

叔母にとっても、母にとっても、「イヤな思い出」なんです。

それ以来、私にとっても「苦い思い出」「笑えない話」になってしまいました。

 

ところで、皆さん。

「お札」はどういう経過で皆さんの手元に届いているか、想像したことはありますか。

くれぐれもご注意ください。

お札を扱った後は、必ず手を洗うようにしています。

 

なお、この話はキャッシュレスのお薦めではありません。

私は現金カード「併用」派です。

キャッシュレスに対応できない、

中小小売店、高齢の店主たちのことを考えると、そうなってしまいます。