〇〇のつくりかた ?
『さむがりやのサンタ』『スノーマン』『風が吹くとき』を、
検索していて、偶然、出会いました。
『〇〇のつくりかた』。
ずいぶん前に、読んだような。
一部、漢字表記をカタカナにしてあります。
〇〇に入る言葉は、何でしょう ?
なお2020年現在、「60年近くまえ」ではなく「74年まえ」になります。
わたしたちのクニは、60年近くまえに、「〇〇をしない」と決めました。
だからあなたは、〇〇のために なにかをしたことがありません。
でも、クニのしくみやきまりをすこしずつ変えていけば、
〇〇しないと決めたクニも、〇〇できるクニになります。
そのあいだには、たとえば、こんなことがおこります。
… 中略 …
さあ、これで私たちのクニは、〇〇できるクニになりました。
〇〇は、簡単です。
それよりも「たとえば、こんなこと」のあとの「中略」に入るのは、
どんなことだとお思いになりますか。
いっぱいでてきます。
最後の方に、こう書かれていました。
ここに書いてあることが、ひとつでもおこっていると気づいたら、
おとなたちに、「たいへんだよ、なんとかしようよ」と言ってください。
おとなは、「いそがしい」とか言って、
こういうことになかなか気づこうとしませんから。
マスコミ、キョーイク、ウンユ、ケンセツ、
イシャ、カンゴシ、ゼーキン、ケンポー … 。
「こんなこと」がどんどん起きているにもかかわらず、
慣れっこになっています。
私がヒヤッとしたところは、次の一文です。
町のあちこちに、カメラがつけられます。
いいコクミンではない人をみつけるために。
キンリンに、そういうクニがありますから … 。
大人のための絵本ですね、これは。
『新・戦争のつくりかた』
(りぼん・ぷろじぇくと 株式会社マガジンハウス 2014年)