人生百年 有為自然

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有為自然 397    「助っ人」を 依頼    話(59)

  「助っ人」を 依頼    話(59)

 

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Kセンセーが、語ります。

 

真面目で、人間はとてもいいキョーシがいた。

入学したばかりの、

自分のクラスのセートにどつかれても、反撃できなかった。

それほど気が弱いのだ。

 

彼が、相談に来た。

「読書の時間に、セートたちを静かにさせることができません。

どうしたらよいでしょうか」と。

彼は、正直な人である。

ふつう、こんなことを同僚になかなか相談できない。

 

彼のクラスの「副担任」が、

自分と一緒に同じ学年の担任をしたことのあるキョーシだった。

「〇〇さん、

担任の先生と一緒に、読書の時間に教室に行ってもらえませんか」と頼んだ。

二つ返事で引き受けてくれた。

 

副担任の彼は、セートの前でニコリともしないキョーシだ。

 

「あのセンセーのクラスになりたいと思わない。

しかし、ジュギョーはとってもいい。

誰も私語をしないし、騒がない。

静かにジュギョーを受けることができる」

そういう評判だった。

 

副担任の彼が、担任のセンセーと一緒にキョーシツに行き始めて以来、

セートたちは静かに読書をするようになった。

キョーシツの後ろに、彼が立っているわけだから、

泣く子も黙る

いや、騒いでいた子も本を読む、そういうことになったのだ。

 

「これだ!!」

 

担任が教室の前で、

副担任が教室の後ろで、セートと一緒に本を読む。

これなら、どんなクラスも静かに読書するようになる。

 

これで、「読書の時間」を成立させるための「二つの手」を発見した。

 

一つは、読書の時間を「ジュギョー」にする。

二つは、担任と副担任の二人で、セートと一緒に本を読む。

 

将棋で言えば、これで詰むのだ。

しかし「ジュギョー」にするには、もう一手足りない。

 

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さあ、このあとどうなったでしょうか ?

 

ちなみに将棋ですが、小学生の時、駒の動かしかたは教えてもらいました。

しかし、やりません。

イカタに飛車角金銀落ちで負けました(涙)

それ以来、やっていません(笑)

麻雀もパチンコも競馬 … も、

負けることには一切手を出さない臆病者です、ジジイは。