人生百年 有為自然

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有為自然 1012  母の思い出 『少年少女世界名作全集』  23015

   母の思い出『少年少女世界名作全集』  230115

 

 

断捨離を始めたら、

本棚の隅に積みっぱなしの箱ケース入りの本があることに気づいた。

講談社 少年少女世界名作全集』。

なつかしい。

子どもの頃に読んでいた本だ。

半世紀近い前のもの。

 

ハハが、子どもたちのために毎月買ってくれた。

本代のために、共働きを始めたと聞いたことがある。

 

敗戦直後のケッコン。

ベビーブーム。

若くして、オトコの子が次々に生まれた。

おまけに、オヤジは飲んだくれ。

 

チチは、「本なんて、図書館で借りればいい」と。

酒代がかさむことは気にならないが、子どもの本代はケチる。

後年、飲んでから「あのシリーズは自分が買ってやった」と言うようになった。

ハハは、怒っていた。

 

 

『少年少女世界名作全集』は、私たちが成人した後、

兄弟の家を渡り歩いた。

甥っ子・姪っ子たちに読ませるためだ。

そして最後は、子どものいないわが家へ。

兄弟からは、

「〇〇の家はウチより広いから、そちらであずかってくれ」と。

そして、そのままになっていた。

 

ハハに当時のことをいろいろ聞きたいが、

彼女はもう記憶も言葉も失っている。

 

積み上げた本の1冊を手に取って見た。

ページをめくった。

最初に登場人物の名前が書かれている。

う~ん。

思い出せない。

 

最近、本を読んでいない。

今年は童心にかえって、

ハハが買ってくれた『少年少女世界名作全集』を読むことから始めるか。

この機会に読み直そう。

この『名作集』を読むのは、小学生以来のことである。

 

どんな本が出てくるか ?

乞う、ご期待。

 

子ども向けでもいいから、本を読む気になったのは、

ブロ友さんたちの記事に刺激を受けたからである。

 

まとめ  長年、積みっぱなしになっていた『少年少女世界名作全集』を手にした。

     子どもの頃、母が働いて買ってくれた本だ。

     童心にかえって読んでみよう。