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有為自然 38   買ったばかりの新車 一方的に衝突されたのに「あなたにも責任があります」…!?

 

   買ったばかりの新車 一方的に衝突されたのに

    「あなたにも責任があります」… !

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高齢者の車の事故のニュースが絶えません。

ずいぶん前のことですが、私の遭遇した事故についてお話します。

 

新車を購入して2カ月ぐらいしかたっていない頃、旅行先でぶつけられました。

渋滞のため、ゆっくりした速度で進んでいた時、

右前方のパン屋にバックで駐車しようとしていた車が、

急発進してぶつかってきました。

ブレーキとアクセルを踏み間違えたのでしょう。

運転手の顔が、急に大きくなってきたのを思い出します。

こちらの右前輪は大破

後部座席にいた高齢の母は、救急車で病院へ

車は修理工場へ。

その日の予定は、全部パー

 

運転していた年配の男性は「私が支払います」と恐縮していました。

ところが後日、先方の保険会社から電話がかかってきて、

「あなたも運転していたのだから、安全運転義務があります。

過失割合は生じます」と言われました。

最初、猫なで声でしたが、こちらが反論すると居丈高になります。

 

こちらの保険会社に電話し、「自分には絶対、非はない」と話しました。

中立の調査機関に調査を依頼しますか?」と言われたので、

「もちろん」と答えます。

 

「過失割合がゼロなんて、ムリ」と職場の同僚たちは皆、言いました。

新車をこわされ、母が救急車で運ばれ、旅行の最終日をダメにされた。

その上、事故の責任まで負わされるなんて納得できません。

 

調査員と事故現場で会いました。

調べ終わったあと、「今回の事故調査の結論は別にして、

〇〇さん(調査員)だったら、事故を回避できますか?」と聞きました。

すると、「私だって無理ですよ」と一言。

 

警察署に出向いたとき、事故について質問すると、

「このケースは正面衝突です。相手に100% 非があります」と言われました。

 

結局、過失ゼロという結論でした。

 

最終日の予定がダメになったことについて、弁護士に相談したとろ、

ホテルや交通機関の予約などがないので、損害賠償請求はできないと言われました。

精神的苦痛に対する慰謝料請求もムリだとのこと。

 

母には相手の保険会社から、その後の通院費も含めて支払われました。

加害者の側からは、救急車で運ばれた母を心配する電話もありません。

過失割合とは別な話だと思うのですが、保険会社から止められたのでしょう。

 

不快な事故でしたが、一応、「過失ゼロ」にできました。

保険会社の言う「あなたも運転していたのだから、安全運転義務がある」には、

気をつけましょう。

納得できないときには、中立の調査機関に入ってもらいましょう。

弁護士にも相談した方がよいと思います。

事故から得た教訓です。

 

* 自宅の花壇のすみに、オクラ4株、トマト2株、ピーマン2株を植えました。