人生百年 有為自然

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有為自然 115    「1日8時間」も授業 !?  クレイジー !!

  「1日8時間」も授業 !?  クレイジー !!

 

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私たちの高校は、「1日8時間」もの授業がありました。

この話をすると、みんな驚きます。

 

朝、確か8時20分までに登校し、出欠の確認。

授業が終わるのが、午後4時50分

冬は、うす暗い中を登校し、暗くなってから下校。

月火水金が8時間授業。

木は6時間だけど、隔週に「集団行動」(駆け足行進etc.)があり8時間。

土は4時間

週あたり42時間の授業です。

英語の授業を、週に8時間できるわけです。

 

国数英にたっぷり時間を割きます。

文系も2年生が終わるまでに、数Ⅰ、数ⅡB、数Ⅲの最初の部分まで。

理社もすべて履修しました。

世界史 日本史 地理 政治経済 倫理社会 生物 化学 物理 地学

そして保健・体育。

音楽・美術・書道だけが選択でした。

 

「夏休みの補習」は、

1年生は最初の2週間、2年生は最後の2週間、3年生は前後の4週間。

さらに「夏休みの課題」も出ます。

 

当時、県内に国立大学が一つしかなく、私立も数えるほど。

大学は県外、とくに首都圏の大学をめざします。

 

貧乏県だったので、授業料と食住費などの仕送りのことを考えると、

国公立大学を目指さざるをえません。

生徒も保護者も、「8時間授業」の受験体制に異議をとなえませんでした。

むしろ歓迎していたと思います。

高校が「予備校」の役割も果たしてくれるからです。

 

授業の中身も、「大学受験」対策中心なので面白くありません。

今これを書いていても腹立たしくなります。

 

車輪の下ヘルマン・ヘッセ

ハンスのような結末にはなりませんでしたが、

受験体制に違和感をもちながら過ごしました。