「週8時間」も 英語の授業 !!
* 「予約投稿」、初めてやってみました。
成功です。
これから「午前6時」に設定する予定です。
数学につづき、中学・高校時代の英語の話。
英語の授業。
当てられないように、ひたすら先生の目を避けていました。
無駄な努力でしたが … 。
中学3年の英語は、社会科の先生が仮の免許で教えてくれました。
先生は大学卒業後10年近く、英語に触れたことがなかったとのこと。
それは、あとで知ったことです。
先生はいつも、ペラペラに薄い「ソノシート」(若い人は知らない)を、
発音の練習や授業で使っていました。
「関係代名詞」や「不定詞」など英文法の説明が、
やたらくどかったことを覚えています。
今考えれば、先生も大変だったことでしょう。
そんなわけで高校入学当時、数学同様、英語の力も低い状態でした。
クラスには「国立大学付属中」出身の女子が数人いました。
教科書を読むときの発音がまるで違います。
彼女らの気取ったように聞こえる発音が、
「いけ好かない連中だな」と気分悪く感じたのを覚えています。
リスニングや英会話など、全く重視されなかった時代の話です。
英語の授業は、週8時間もありました。
リーダー・英文法などです。
毎日の予習が大変でした。
予習していかなければ、授業中、立たされたままになります。
ですから予習では、単語を辞書で調べ、訳すのに必死でした。
英語の『基本文例集』から、毎日、10点満点の小テストが行われました。
教科書の予習が大変なのに、小テストまでの余力がありません。
英語の基本文例を丸ごと覚えるというのも、苦手でした。
周囲の者は皆、ほとんど8~10点。
いつも5点ぐらいしかとれず、「この点数は何だ」と英語の教師から怒られます。
1時間ずっと、床に正座させられて授業を受けたことも何度かありました。
クラスの中で、実にみっともない存在です。
200点満点の英語のテストは、辛うじて三桁とれるかどうか。
良くても120点ぐらいしかとれません。
150点取ると学年でもかなり上位に入るのですが、遠く及びません。
同じクラスになったことはありませんが、つねに180点、190点をとる生徒がいました。
50歳を過ぎて初めて参加した同窓会(首都圏在住者中心、東京開催)、彼に尋ねてみました。
「200点近い点数をいつもとれたのは、どうして?」と聞いたら、
「だって、出題範囲があったでしょう」と一言。
あの膨大な量を軽くこなせるのですから、すごい。
週8時間の英語の授業ですから、テスト範囲は広い。
教科書以外に、参考書と基本文例集からも出題。
英語が不得意な自分は、試験範囲をこなすだけでアップアップです。
もちろん彼は、あの超有名な国立大学に進学します。
とにかく、英語もできなかったというお話でした。
数学の教師から受けたような、人格否定はなかった。
「この恨みはらさでおくべきか」がなかったためか、成績はふるいませんでした。
人間、踏み付けられなければ、ダメか(笑)。
残念ながら英語では「塞翁が馬」が起きませんでした。
次回は、「1日8時間授業」という、とんでもないお話です。