同窓会で 片想いだった〇〇さんに声をかけられ …
受験に向かう列車のなかで出会った女子生徒とは別に、
1年のとき自分のクラスに、色白のおとなしい女子がいました。
またまた一目ぼれ。
彼女は物静かなので、気づかれないように遠くから時々チラッと見るしかありません。
言葉を交わすことは、ほとんどありませんでした。
1年が終わる頃、何も話さないまま別のクラスになってしまうという危機感。
学年12クラス、2年で同じクラスになるのは、自分を除けば3~4人。
ある日の放課後、教室を出た彼女のあとを追います。
正門を出たところで、
「あの … 」 … 。
「友達としてなら … 」という返事。
言葉を交わしたこともない男子から、
いきなり声をかけられたら、迷惑な話です。
結局、それで終わり。
2年時は、別なクラスへ。
彼女は、私に対して何らの関心もない。
潔く、諦めます。
3年で再び同じクラスになりましたが、
ますます声をかけることができなくなりました。
50歳過ぎての同窓会で、三十数年ぶりに再会。
相変わらず、こちらからは話しかけられません。
ところが、彼女の方から「〇〇君」と声をかけてきました。
自分のことを覚えていてくれた !!
他愛のない話をしましたが、当時のことを聞く勇気はもちろんありません。
彼女が同じ高校の同級生と結婚していると、そこで知りました。
同窓会に参加した別の男子が、
「何で、△△なんかと結婚したんだよ」と。
彼女にからんで(?)いたので、わかったことです。
彼女は昔の面影を残していました。
しかし、なぜか私の心が安らいだのです。
理由は、想像におまかせします(笑)。
私は、悪い人間です。
重力の〇〇 … 。
彼女は高校時代に私の心を悩ませつづけました。
しかし、彼女には何の罪もありません。
何なんでしょうね、一目ぼれというヤツは … 。
ため息が出ますね。
小中学生のときも、そうだったなァ … 。
その話は、またいつか。