人生百年 有為自然

人生百年。地域づくり、日々の生活、思いなどを中心にしたブログです。

有為自然 355   そんなに オレの話は ?   話(37)

 そんなに オレの話は ?   話(37)

 

f:id:uwisizen:20200319161107j:plain

 

Kセンセーは、何度かの失敗のあと、一切ボーリョクをふるわなくなりました。

ダンシセートを床にねじふせたのが、最後でした。

 

Kセンセーは、語ります。

 

タイバツは指導ではなく、ボーリョクである。

キョーシ本人に、心の余裕がないとき、

言葉で指導する力がないときに起きる。

怒りや憎しみの爆発にすぎない。

自分をコントロールできないのだ。

 

数は少ないが、ボーリョクを反省した。

そして、セートを言葉によって指導するようになった。

注意を無視してしゃべり続け、従わないセートには「外に出なさい」と言う。

他のセートたちが見ていないところに連れて行って、静かに語りかける。

 

「どうして私語をしつづけるんだ ?

そんなに俺のジュギョーは、つまらないか ?

言いたいことがあったら、言いなさい」

 

だいたい、ここで謝るセートは、それで終わり。

そうでない場合は、

「放課後、私のところへ来なさい。

あとでゆっくり話そう」と切り上げる。

 

いずれにしても、セートの言い分をとことん聞く。

セートの不満を聞き、ジュギョー改善に努力することを約束する。

多くの場合は、セートたちと打ち解けることができた。

 

中には手強いセートもいた。

私語やジュギョー妨害はなくなったものの、

分かり合えないまま終わる場合もあった。

自分の力量不足だ。