人生百年 有為自然

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有為自然 352   モンダイシューを解いてる セートを …   話(34)

   モンダイシューを解いてる セートを …   話(34)

 

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Kセンセーは、語ります。

キョーシ生活の中で一番後悔していることは、何か。

 

何よりもシャカイカの基礎学力がなかったこと。

セートたちに満足のいくジュギョーができなかった。

必死に勉強したが、ダメだった。

 

次にセートに謝りたいのは、ボーリョクをふるったことである。

初めて担任した学年を卒業させた、1月のことである。

ニホンシの最後のジュギョーが近づいていた。

ちょうどゲンダイシを教えていたので、熱が入っていた。

 

ところが、前の方の列にいたセートが、

ジュギョーを無視して問題集を解きつづけていた。

その傍若無人ぶりに、ムカムカした。

そして思わず、ノートか何かでたたいてしまった。

 

あとで、彼女は大学ニューシのための問題集を解いていたこと、

ニューシ直前だったことがわかった。

大学を実力で受験するセートがほとんどいないジョシコーでのことである。

 

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なぜ、穏やかに注意できなかったのだろう。

キョーシとして、心に余裕がなかったのである。

 

今だったら、

「問題集、解いていいぞ。

ただし、今ジュギョーでやっているところは大事なところだから、

ジュケンが終わったら聞きにこいよ」

といったような対応をしていたかもしれない。

 

彼女は、きっと私のことを恨んでいるだろう。

それは仕方がない。

キョーシ生活のなかで一生忘れることができない汚点の一つだ。

カノジョの顔も、しっかり覚えている。

ほんとうに申し訳ないことをした。

 

Kセンセーのボーリョクは少ないのですが、

このほかにも幾度かありました。

 

それは、超ロングロングのスカート、まっ赤に輝く髪の毛、

そんなジョシセートに対して起きたことです。

次回の「Kセンセーのはなし」に続きます。