ボランティアを休んでいる間に 突然の訃報
昨年、入会されたばかりのボランティア仲間のお一人が、
数日前にお亡くなりになられました。
2カ月ほど入院され、急死されたとのことです。
家族葬だったので、出棺のときにお見送りしました。
「3.11直後から毎年、ボランティアで現地に行っています。
いま、その縁で知り合った猟師さんの、牡蠣の販売に協力しています。
牡蠣は、どうですか」
ボランティア仲間とともに「牡蠣」を購入しました。
生牡蠣や、牡蠣なべの美味しかったこと。
これから毎年、牡蠣を食べることができると喜んでいたのです。
老人会では、南京玉すだれのお手伝いをされました。
彼自身、出演者に習っているとのことでした。
独居老人のお宅を訪問し見守るボランティアも、されていました。
独居老人が気にしていることの一つに、「庭の草取り」があるとのこと。
私たちのボランティアで、何とかできないものかと相談されました。
クリスマスローズの苗を育てては、学校などに提供。
ご自宅に伺うと、苗を植えた鉢が所狭しとばかりにあふれていました。
中学校のボランティア、英検の監督でも一緒でした。
私よりほんの少し年上。
物静かで、黙々とボランティアに取り組まれていました。
笑顔が脳裏に焼きついています。
これからいっしょにと思っていた矢先のことでした。
短いおつきあいでしたが、ほんとうに残念です。
地域のボランティアを続ける限り、彼のことを思い出すでしょう。
別なボランティア仲間が、
出棺しやすいようにと、ご自宅の前を雪かきしてあげました。