登呂遺跡で感動したもの 実は … 話(48)
Kセンセーの、「レキシ教材の旅」のつづきです。
初めてのクラス担任。
社会見学のコースに「登呂遺跡」が含まれていた。
首都圏から遠い県の出身なので、登呂遺跡は初めてだった。
竪穴住居や高床倉庫などを見学。
これも初めてである。
バスの出発直前に「水田跡」を見に走る。
畔の板が遠くに見えた。
レキシの本に出ていた、発掘された「木製の畔板」だと感激した。
ずいぶんあとに再度、登呂遺跡に行った。
よく見たらコンクリート製だった。
遠くからレプリカを見て感動していたんだ、あの時は … 。
とにかくマイカーで、教科書に出てくる「史跡」を見て回った。
ナビのない時代である。
助手席でロードマップを見てもらいながら走る。
「この道って、岩宿遺跡を通ってるんじゃない?」と話す間もなく、
予定していなかったのに、岩宿遺跡に着いた。
このクニの旧石器を最初に発見した場所なのかと感激。
ドライブや旅行には、とにかく「史跡」見学を含めた。
日々是教材準備、日々是教材研究である。
もちろん、温泉など楽しんだ。
あの頃ナビがあったら、もっと効率的に回れただろうにと思う。
デジカメやスマホなどがあったら、教材化も簡単だったに違いない。
ナレーター入りの動画だって撮影できる。
ところで、今のセンセーたちには「史跡」を見て回る時間があるのだろうか。