人生百年 有為自然

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有為自然 655  1円のカネにもならないのに …  なぜ ?

  1円のカネにもならないのに …  なぜ ?

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* 昨日の記事の題は、誤解を与えかねないものでしたので、

  題を変更しました。 

 

わが先祖は、父方も母方も農家である。

両家とも、それぞれ男子一人が農業を継いだ。

残りは皆、農業以外の仕事を探さなければならない。

 

日本有数の貧乏県。

大きな儲けを生み出す産業がない。

そのため、わが一族ではなく、二族は圧倒的にコームインが多い。

もちろん下級コームインである。

役所の職員、警察官、自衛官郵便局員、教師、

看護師、営林署員、農業改良普及員、 … 。

二族で、従兄弟従姉妹は約30名だが、コームインが一番多いか。

商売人は、ほとんどいない。

 

「儲ける」こととは、無縁の世界。

ただただ、市民のために尽くす。

そういうわけで、

自分は「儲け」を追い求める生き方に、触れることなく育った。

 

さらに成長の過程で、儒教・仏教・キリスト教などの影響を受ける。

マタイによる福音書の、

「何を食べようか」「何を飲もうか」「何を着ようか」と言って、

思い悩むな、である。

映画『ブラザーサン、シスタームーン』も好きだった。

 

その結果、土日の無償労働

家に持ち帰っての仕事、

早朝出勤、

夜遅くまでの残業。

毎日、そんな日々だったが、イヤにならなかった。

 

民間企業で働いていた、同居のギフが、

「カネにもならないのに、なぜ ?」と不思議がっていた。

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仕事がうまくいかないときは、自分の「非力」に悔しい思いをした。

もっと力があれば、と思うのである。

腹が立ったのは、上からの「クソどうでもいい仕事の押しつけ」だった。

 

儲けとは無縁の生き方。

退職してからも、

地域の花植え・草刈り・樹木の剪定ボランティア、さらに自治会づくり。

一円のカネにもならない。

相変わらず、儲けとは縁のない世界を生きるジジイである。

死にいたる病か。