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有為自然 676  帰国したら「結婚」が認められないって 知ってました ?

  帰国したら「結婚」が認められないって

    知ってました ?

 

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発症24日目。

ご飯を食べることができるようになりました。

体力気力も、回復中です。

 

ところで皆さん、知ってました ?

ニホンジン同士が外国で、「別姓」のまま正式に法律上の結婚。

しかし帰国すると、ニホンでは「結婚している」と認められないってことを。

 

認められたいのであれば、「同姓にしろ!!」ですって。

ものすごく野蛮な感じしませんか ?

しかも、ニホンジンと外国人が結婚している場合には、

別姓でも「結婚している」と認められる。

これって、変じゃありません。

 

ちなみに、「同姓にしなければ結婚を認めない」クニは、

世界広しといえどもニホンだけ。

同姓のうち、96%が夫の姓、残りの4%が妻の姓。

これも、変じゃありません。

 

そこに風穴をあけたのが、4月21日の東京地裁判決。

映画監督の想田さんと、映画製作の柏木さんが「結婚していること」を、

東京地裁が認めたのです。

オンラインによる二人の記者会見は、底抜けに明るかった。

「私たちも、結婚していると認められたんだね」と。

たたかいもこんなふうに笑顔で進めたいものだと、痛感しました。

国はまだ、「同姓にしなければ、認めることはできない」と主張しています。

 

そんななか経済界からも、「選択的夫婦別姓を要望する声が出ています。

旧姓の通称使用は企業でも認めるケースが増えているけれども、

ビジネスの現場で混乱を招くケースが多いというのです。

 

・ 旧姓で築いたキャリアが改姓で分断される。

・ 旧姓との二重使用で企業の負担が増える。

・ 結婚や離婚といったプライバシーが明かされる。

・ 海外渡航や登記、投資、保険、納税、資格などで旧姓を使えない場面が多い。

・ 研究者や医療職、法律職、特許保持者が改姓後、同一人物とみなされない。

                        (『東京新聞』4月23日より)

 

離婚した元同僚(女性)が、転勤するまでは元夫の姓を続け、

異動先で、離婚後の姓を名乗り始めました。

職場で離婚したことを知られたくなかったんですね。

しかし、「あの人、離婚してたんだって」という噂がひとしきり。

なんで、そんなことをみんなに知らせる必要があるんだと、

憤慨したことを覚えています。

別姓だったら、何の問題もないのに。

また当時、旧姓使用をしていた女性職員が、

管理職になる時には、戸籍の姓に変更させられました。

 

それにしても勇気ある原告、裁判官、経済界の動きは、すばらしい(拍手)

歴史の歯車が確実に動き始めていると感じています。

 

アメリカでは、黒人男性を窒息死させた警官に有罪判決が出ました。

これも画期的なことのようです。