帰国したら「結婚」が認められないって
知ってました ?
発症24日目。
ご飯を食べることができるようになりました。
体力も気力も、回復中です。
ところで皆さん、知ってました ?
ニホンジン同士が外国で、「別姓」のまま正式に法律上の結婚。
しかし帰国すると、ニホンでは「結婚している」と認められないってことを。
認められたいのであれば、「同姓にしろ!!」ですって。
ものすごく野蛮な感じしませんか ?
しかも、ニホンジンと外国人が結婚している場合には、
別姓でも「結婚している」と認められる。
これって、変じゃありません。
ちなみに、「同姓にしなければ結婚を認めない」クニは、
世界広しといえどもニホンだけ。
同姓のうち、96%が夫の姓、残りの4%が妻の姓。
これも、変じゃありません。
そこに風穴をあけたのが、4月21日の東京地裁判決。
映画監督の想田さんと、映画製作の柏木さんが「結婚していること」を、
東京地裁が認めたのです。
オンラインによる二人の記者会見は、底抜けに明るかった。
「私たちも、結婚していると認められたんだね」と。
たたかいもこんなふうに笑顔で進めたいものだと、痛感しました。
国はまだ、「同姓にしなければ、認めることはできない」と主張しています。
そんななか経済界からも、「選択的夫婦別姓」を要望する声が出ています。
旧姓の通称使用は企業でも認めるケースが増えているけれども、
ビジネスの現場で混乱を招くケースが多いというのです。
・ 旧姓で築いたキャリアが改姓で分断される。
・ 旧姓との二重使用で企業の負担が増える。
・ 結婚や離婚といったプライバシーが明かされる。
・ 海外渡航や登記、投資、保険、納税、資格などで旧姓を使えない場面が多い。
・ 研究者や医療職、法律職、特許保持者が改姓後、同一人物とみなされない。
(『東京新聞』4月23日より)
離婚した元同僚(女性)が、転勤するまでは元夫の姓を続け、
異動先で、離婚後の姓を名乗り始めました。
職場で離婚したことを知られたくなかったんですね。
しかし、「あの人、離婚してたんだって」という噂がひとしきり。
なんで、そんなことをみんなに知らせる必要があるんだと、
憤慨したことを覚えています。
別姓だったら、何の問題もないのに。
また当時、旧姓使用をしていた女性職員が、
管理職になる時には、戸籍の姓に変更させられました。
それにしても勇気ある原告、裁判官、経済界の動きは、すばらしい(拍手)。
歴史の歯車が確実に動き始めていると感じています。
アメリカでは、黒人男性を窒息死させた警官に有罪判決が出ました。
これも画期的なことのようです。