「数十年に一度」が 「数年に一度」に
「数十年に一度」と言われた水害が、
毎年のようにどこかで起きるようになりましたね。
私たちの団地自治会では、
「機能する自主防災」をめざして動き始めました。
自主防災プロジェクトチーム。
最初に行った、学習会の内容を簡単に紹介します。
お役に立てれば、さいわいです。
考え方の基本は ?
災害時に「助けてもらう」から「お互いに助け合う」関係へ。
「災害時に何かやってもらう」から、
平素より「災害時に助け合えるようなつながり」づくりへ。
まず、自分たちの地域の「安心特性」と「不安特性」をつかむこと !!
安心特性 わが地域は高台なので、浸水被害は起きない。
不安特性 地震による家屋倒壊 延焼拡大の危険性
高齢者・一人世帯の増加 地震による家具の下敷き
盛り土による造成 高台の強風
断水の影響 停電 かかりにくい電話など。
「自主防災」で、どんなとりくみをするか ?
平常時 ご近所とのつながりつくりが第一 班会や班単位での行事参加
学び 予想される災害をイメージする
災害に備える 防災備蓄品の管理、発電機などの定期点検
応急救護・初期消火などの訓練
行政機関(市役所、消防署など)との連絡調整
災害時 初期消火や、家具の下敷きになった人の救助
黄色いゴミ袋などを使った「無事表示」 情報を得る仕組み
近隣の「避難所」運営の支援 「在宅避難」の支援
災害初期には ?
その場にいる人が、何でも行わざるをえない 行政の対応は遅れる
全員であたる 企画担当・備品管理担当・連絡調整係は必要
応急救護・救助・消火技術の習得
どんな教育訓練を計画する ?
普通救命講習
恒例行事としての教育訓練
班会などでの小規模教育訓練
自治会との関係をどうするか ?
自主防災組織のメンバーは、ある程度の専門知識・技術が必要である。
だから、継続的に担当する。
毎年交代の自治会役員より優位な立場になってしまう。
自治会役員に対して、自己抑制的で慎重な対応が必要であろう。
どうでしょう。
発足したプロジェクトチームでは、
自主防災をどうやって具体化するか、これから検討していきます。
ブログで、少しずつその経過を報告していく予定です。