人生百年 有為自然

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有為自然 737  「数十年に一度」が 「数年に一度」に

  「数十年に一度」が 「数年に一度」に

 

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「数十年に一度」と言われた水害が、

毎年のようにどこかで起きるようになりましたね。

 

私たちの団地自治会では、

「機能する自主防災」をめざして動き始めました。

自主防災プロジェクトチーム。

 

最初に行った、学習会の内容を簡単に紹介します。

お役に立てれば、さいわいです。

 

考え方の基本は ?

      災害時に「助けてもらう」から「お互いに助け合う」関係へ。

  「災害時に何かやってもらう」から、

  平素より「災害時に助け合えるようなつながり」づくりへ。

 

まず、自分たちの地域の「安心特性」「不安特性」をつかむこと !!

  安心特性  わが地域は高台なので、浸水被害は起きない。

  不安特性  地震による家屋倒壊  延焼拡大の危険性

        高齢者・一人世帯の増加  地震による家具の下敷き

        盛り土による造成  高台の強風

        断水の影響  停電  かかりにくい電話など。

 

「自主防災」で、どんなとりくみをするか ?

  平常時 ご近所とのつながりつくりが第一  班会や班単位での行事参加

      学び  予想される災害をイメージする

      災害に備える  防災備蓄品の管理、発電機などの定期点検

      応急救護・初期消火などの訓練

      行政機関(市役所、消防署など)との連絡調整

 

  災害時 初期消火や、家具の下敷きになった人の救助

      黄色いゴミ袋などを使った「無事表示」  情報を得る仕組み

      近隣の「避難所」運営の支援  「在宅避難」の支援

 

災害初期には ? 

   その場にいる人が、何でも行わざるをえない  行政の対応は遅れる

   全員であたる  企画担当・備品管理担当・連絡調整係は必要

   応急救護・救助・消火技術の習得

 

どんな教育訓練を計画する ?

   普通救命講習

   恒例行事としての教育訓練

   班会などでの小規模教育訓練

 

自治会との関係をどうするか ?

   自主防災組織のメンバーは、ある程度の専門知識・技術が必要である。

   だから、継続的に担当する。

   毎年交代の自治会役員より優位な立場になってしまう。

   自治会役員に対して、自己抑制的で慎重な対応が必要であろう。

 

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どうでしょう。

発足したプロジェクトチームでは、

自主防災をどうやって具体化するか、これから検討していきます。

 

ブログで、少しずつその経過を報告していく予定です。