父の命日 永遠のテーマ 「父と子(息子)の対立」 230407
また今年の4月も、父の命日がやってくる。
酒さえ飲まなきゃ、いいオヤジ … だった。
ほんとうに。
飲み過ぎが原因で癌になり、70代半ばで亡くなった。
自分は、父の気質をそっくり受けついでいる。
短気、気性の激しさ、神経質 … 。
父とそっくりな気質を呪ったこともある。
ただ、真逆の性質も併せもっている。
呑気、穏やか、鈍感 … 。
これには助かっている。
まさに「二重人格」だ。
父にあって、自分にないものは、
スポーツ万能、体力、筋力、
器用さ(木工・竹細工など)、
魚釣り(海釣り・川網・ウナギ捕り … )、
囲碁(めっぽう強い)、
鋭い勘、
端正な顔 … 。
うらやましいことばかりだ。
父から受け継いだものは、
正義感、企画力、率先遂行能力、発言力 … 。
これは、感謝である。
父に教えてもらった言葉は、
「義を見てせざるは、勇なきなり」
「為せば成る 為さねばならぬ何ごとも
成らぬというは 人の為さぬなりけり」
父から受け継がなかったものは、
酒癖の悪さ、
家計を顧みない、
誰とでも人間関係を結べない、
社会的政治的批判精神がない、
論理的思考力が弱い、
戦前の価値観が残っている、
出世志向が強い … 。
父との違いは、
健康に留意し健康寿命を目指していること、
ボランティア活動などで地域の人々と人間関係をもっていること、
社会的政治的批判精神、
論理的思考力 … 。
若い時期、ずっと父との対立が続いた。
自分は、男の子をもちたくないと思った。
自分たち父子の再現になることに、恐怖を抱いたからだ。
そのせいなのか、自分に子どもはいない。
アイカタが父のことを尊敬してくれた。
それ以来、自分も父に対してやさしくなった。
父が亡くなる前には、ぶつかることは全くなくなった。
ほんとうによかった。
父の命日を前にして、父との共通性や違いを考えてみた。
自分も次第に、父の亡くなった年齢に近づいている。
まとめ 4月に、父の命日がやってくる。
父と自分の共通性と違いを、いろいろ考えてみた。
次第に父の亡くなった年齢に近づいている。