「屋根の上のサギ」? その結末は ? 230703
田舎にいる頃、田んぼの中にいる白い鳥をよく見かけた。
シラサギだ。
そういえば、わが田舎にはツルも飛来していた。
昨年、帰省したら、
かつての水田すべて埋め立てられ、市役所や宅地に変貌していた。
さて、「屋根の上に登ろうとするサギ」の話。
その後、どうなったか ?
近く、自治会の班会がある予定。
班会でその話題を紹介しようと思っているが、確証を得たい。
そこで改築現場の看板を見に行った。
施工業者の名と電話番号がある。
施工業者に電話してみた。
「失礼とは思いましたが、電話しました。
〇日ごろ、『△△さん宅の改築工事をしている業者』と名乗る、
若者がわが家に訪ねてきました。
『溶剤の臭いがひどくてすみません。
ちょっと見たらお宅の屋根が壊れています。
屋根を修理してあげましょうか』と言われました。
『クギ2~3本で済みます』とも。
お宅の業者さんだったら感謝なのですけど、詐欺の疑いもあります。
はたして、どうなのでしょうか」と。
「私たちも、困っているんです。
私のところの職人は、そういうことはしません。
市の同業者の集まりでも、詐欺のことが話題になっています。
お客さんに頼まれて調べに行くと、壊れているというのはウソでした。
私たちの会社の職人ではありません」と。
やっぱり、「屋根修理詐欺」でした。
「△△さん」という施工主の名を口にしたのも、
「7月ぐらいまで工事がかかります。
ご迷惑をおかけします」と言ったのも、
詐欺の連中も「看板」を見ていたからです。
だいたい「詐欺のパターン」が決まっているようです。
① 近くで住居などの工事がある。
② その工事関係者と偽る。
(工事現場には施工業者・施工主の名前、工事日程が書かれている)
③ 屋根が壊れている。 屋根に登らせてほしい。
④ クギ2~3本を打てば済む。
⑤ 梯子を持ってきて調べるフリをする。
⑥ 屋根に登った後、あらかじめ用意した破片を示すか、
実際に屋根をこわして持ってきて見せる。
(屋根は、破壊されたままになる)
⑦ 修理したと見せかけ、高額料金を請求する。
⑧ カネを受け取ると、姿を消す。
みなさん、ご注意ください。
突然の訪問者を、絶対に屋根に登らせてはいけません。
「屋根に登らんとする屋根修理詐欺」です。
その後、知り合いの業者に詐欺だったと知らせた。
また念を入れて、警察署にも情報を伝えておいた。
まとめ 「屋根修理詐欺」には、パターンがある。
絶対に登らせないこと。
屋根が心配になったら、知り合いの業者に見てもらうこと。