「四楽八楽」 ? 発想の大転換 !! 230705
* 画像は、ネットからお借りしました。
みなさんご存知の「四苦八苦」という言葉。
実は仏教に語源がある。
自分は長年、「四苦八苦」「一切皆苦」(いっさいかいく)を、
なるほどと思って生きてきた。
おシャカさまの生きた時代、
また若いおシャカさまは、そうだったにちがいないと思う。
しかし最近、発想を変えることを思いついた。
「四苦」とは、「生老病死(しょうろうびょうし)」。
・ 生苦 生まれてくる苦しみ。
・ 老苦 老いる苦しみ。
・ 病苦 病の苦しみ。
・ 死苦 死ぬ苦しみ。
これを、逆に考えるのである。
・ 生まれてきてほんとうによかった。
この世でいろんなことに出会えて、いろんなことを体験した。
よいことも悪いことも。
・ 老いたら、楽になった。
「己の欲する所に従えども 矩(のり)踰(こ)えず」(孔子)。
(心の欲するままに行動しても、道をはずれるようなことがない)
・ 病気になってはじめて健康の喜びを知った。
治すのが楽しみになる。
・ 死ぬことはまさに、「永遠の安楽」に入ることだ。
「四苦」ではなく「四楽」、そう考えることにしたのである。
「八苦」とは、「四苦」に次の4つの「苦」を加えたものだ。
・ 怨憎会苦(おんぞうえく) 憎い人と出会う苦しみ。
・ 求不得苦(ぐふとくく) 求めても得ることができない苦しみ。
・ 五蘊盛苦(ごうんじょうく) 心身の働きが盛んである苦しみ。
これも、逆に考える。
・ 大好きだった人たちは、今も心の中で生き続けている。
彼ら彼女たちの良かったことしか思い出せない。
・ イヤな連中が、滅んでいくのを見るのは楽しい。
「奢れるもの久しからず」「盛者必衰」「天網恢恢疎にして漏らさず」
こらしめる手助けをする楽しみもある。
・ 何を着ようか、何を食べようかと思いわずらわなくなった。
欲がないのは、楽なことだ。
・ もう肉体はボロボロである。
心身の勢いに煩わされることがだんだんなくなってきている。
「四苦八苦」は、まさに「四楽八楽」。
「苦行」「苦手」もやめ、「楽行」「楽手」へ。
心の中で念じる。
これは「苦」ではない、「楽」だと考えよう、と(笑)。
みなさん、どうですか。
今日は、ジジイのたわごとの時間でした。
まとめ 四苦八苦。
発想を大転換し、「四楽八楽」と考える。
苦行・苦手も、「楽行」・「楽手」へ。