人生百年 有為自然

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有為自然 1194 同級生が突然話し出した エッ 覚えてないぞ  240212

 同級生が突然話し出した エッ 覚えてないぞ  240212

 

 

ほぼ半世紀のあいだに、3回目。

行って見たら、31名の出席。

東京在住者中心の、

高校の同窓会である。

毎年、開いているらしい。

 

受付で、言われた。

「髪がずいぶん白くなったね」と。

そんなに白いかなぁ~ ?

また「背中が丸くなったね」とも。

これには納得。

自分は、やっぱり正真正銘のジジイになっていたのだ。

 

座席についてみたら、

向う3人両隣りは知らない同級生ばかり。

わが学年は11クラス500数十名いた。

無理もない。

ただひたすら、彼らの話を聞く。

 

しばし歓談のあと、1人2分ほどの近況報告。

一巡したら、会の終わりの時間に近くなっていた。

 

浄土真宗の坊さんになったT君が、

立ち上がって話した内容には驚いた。

 

「高校時代、映画『卒業』を観に行った。

帰りにシゼンの下宿でいろいろ話した。

シゼンから、『君は、どう感じた?』と聞かれたので、

『教会で、エレン!!と叫ぶシーンだ』と答えた。

シゼンは、背景にあるベトナム戦争のことについて、いろいろ論じていた」と。

 

 

エッ、覚えてないぞ。

帰宅して検索。

なるほど、映画『卒業』の背景には、ベトナム戦争があったんだ。

 

今回不参加だった、有名大学の医学部長をしていた同級生。

彼は、出身の田舎町で医者をしているとの話だった。

「退職後は、田舎で町医者をしたい」と、前に会った時に話していた。

さすがだなと感心する。

 

ところで31名のうち、元コームインは自分ただ一人。

これには驚いた。

同級生たちの話す世界が、まるで違っているのだ。

同窓会は、異文化交流なのかもしれない。

 

年賀状のやり取りをしている同級生(同窓会幹事 女性)から、

強く誘われなかったら行くこともなかっただろう。

まあ、今回は築地本願寺外市を見ることができた。

異世界の話にも触れることができた。

よしとするか。

気心の知れた友人と、ゆっくり飲み語り合うのが一番だと痛感した。

 

そう思っていたら数日後、自営業をやっているK君からメールが入った。

「終わった後、君をさがしたんだけど、もう帰ったあとだった」と。

折り返し電話した。

いろいろ話がはずんだ。

「今度会おう」と約束して電話を切る。

 

同窓会に行って、やっぱりよかった。

 

まとめ  同窓会出席は、ほぼ10年おきに3回目。

     驚きがいろいろあった。

     同窓会は異文化交流である。

     やはり気心の知れた友人とゆっくり語り合いたいものだ。

     数日後のメール・電話には、感激した。

 

 * 時事通信の写真を借用。