人生百年 有為自然

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有為自然 13 『木を植えた男』が バイブル

 

  『木を植えた男』が バイブル

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地域の花壇づくりも、まずは、自分が一歩を踏み出すことです。

そうしているうちに参加者は増えていきます。

 

ひとりでコツコツやっていく。

そんなとき、励ましてくれる本があります。

それは、『木を植えた男』です。

ジャン・ジオノ原作、フレデリック・バック絵、寺岡襄訳、あすなろ書房、1989年。

 

三国廉太郎の朗読によるアニメーションは、録画を何度も見ました。

 

年老いた羊飼いの男、エルゼアール・ブフィエが、荒れはてた地に木を植え続けます。

毎日、ドングリを100粒ずつ。

不毛の地が、木々におおわれた地に変わり、

やがて若い人々も移住してきて、村が再生する話です。

 

「1947年、エルゼアール・ブフィエ氏は、

バノンの養老院において、やすらかにその生涯を閉じた。」

 

何度読んでも、最後の言葉がジーンときます。

 

現役のころ、何かにつけ心のなかで思い出す本でした。

いわば、私のバイブル(聖書)です。

 

ただし、地域の花壇づくりが『木を植えた男』と違うのは、

孤独な作業ではないことです。

一人で始めたとしても、一緒にやってくれる人が必ず出てきます。