人生百年 有為自然

人生百年。地域づくり、日々の生活、思いなどを中心にしたブログです。

有為自然 627   遠くに 人影が見えた

   遠くに 人影が見えた

 

f:id:uwisizen:20210107161424j:plain

 

ウォーキングしながら、花壇の花ガラを摘んで回った。

 

新しくつくった花壇のところに、人影がある。

男性が、花壇の周囲を掃除していた。

「ありがとうございます」と声をかける。

水まきもしてくださっていた。

また一人、花の世話をする人が増えた。

 

話してみると、90歳に近い年齢だそうだ。

肌がつやつやされていたので、

まだ80歳に届いていない人だと思った。

数日たってから行って見ると、

今度は花壇の周りに竹ベラが数本、刺してある。

イヌが花壇を踏み荒らさないようにしてくださったのだ。

 

遠くから人影をみたとき、

ジャン・ジオノ『木を植えた男』のように見えた。

この絵本は、自分にとってバイブルだ。

 

年末の突風で、緑道の枯れ木が倒れた。

ボランティア仲間の一人が、片づけてくれた。

防犯灯のすぐ横に、葉の生い茂った木がある。

灯の光をさえぎり、夜道が暗くなっていた。

そのことを話したら、その枝も切り落としてくれた。

 

「広場の桜の木の、大きな枝が折れている」と、別な仲間から連絡があった。

仲間といっても、ほとんどのメンバーが自分より先輩だ。

現場に直行し、折れた枝を確認した。

市役所に電話する。

知り合いの職員が出た。

その後、市役所の職員の手で、大きな枝は片づけられていた。

 

自宅に一番近い花壇に水が撒かれていた。

誰だろう ?

花壇の前の、家の住人だろうか ?

 

とにかく、人の輪が広がっている。

新しい風が吹いている。

今年も、前向きな風を少しずつ吹かせていきたい。

 

f:id:uwisizen:20210107161448p:plain