人生百年 有為自然

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有為自然 104    「こんな問題もできない人は 〇形校舎に行きなさい」

 「こんな問題もできない人は 〇形校舎に行きなさい」

 

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高校時代の数学のはなしのつづきです。

 

ある日の数学の授業で、教師が、

「こんな問題もできない人は、〇形校舎に行きなさい」と言いました。

「〇形校舎」とは、道路を挟んで向かい側にある高校を揶揄した言い方でした。

〇形の校舎が建っていたからです。

教室中に笑いがうずまきます。

 

この教師の発言も許せませんでした。

今となっては、あの教室の「笑い」にもゾッとします。

なぜあの時、スッと立って、

「今の言葉は、〇〇高校に対する侮辱だ」と言えなかったのか。

言えるわけがありません。

自分自身、数学で悪い成績をとって、小さくなっていましたから。

 

翼をくださいジェームス三木 アニメージュ文庫)

全く同じ状況でした。

進学校と、いわゆる学力底辺校が目の前に二つ並んで建っているのです。

大人は何と残酷なことをするのだろう、こんな建て方をするなんて。

この作品を読んだときは、涙が出て仕方がありませんでした。

 

母が認知症になって帰省し、

母校の前をレンタカーで走ってみると、隣の高校はなくなっていました。

 

数学の教師に対する憎しみは、ますます強くなります。

次回につづく。

 

断り書きです。

私が勉強ができるようになったのは、

子どもの頃から、知的な好奇心が強かったとか、がよかったからではありません。

 

運動が苦手で、悔しい思いをしたことへの反動にすぎません。

保育園に通っていた頃、自分より年下の男の子にいじめられ、

反撃するためにホウ〇をもって、その子を追いかけた記憶さえ残っています。

危ない、怖い話です。

今思えば、彼が逆襲せず、逃げ足が速くてよかった !!

 

外で遊んだり、スポーツをしたりするかわりに、

勉強に「逃げ」、勉強で「見返す」ことに専念しただけのことです。

「よそ者」であり、近所には同級生もほとんどいません。

今でいうなら、「勉強」という「ゲーム」に没頭しただけだと思っています。

ただし復讐心に支えられて … 。