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有為自然 284   「サルからヒトへの進化  間違ってます !!」  話(8)

 「サルからヒトへの進化  間違ってます!!」 話(8)

 

 

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K先生が10月に「中途採用」されて、初めて迎えた4月。

セカイシの最初の授業。

「サルからヒトへ」のテーマで、

アウストラロピテクスピテカントロプスネアンデルタール人クロマニヨン人

直立二足歩行、道具をつくる、火を使う、言葉を話す … 。

話し始めようとしました。

 

すると、ジョセートの一人がサッと手を上げ、立ち上がり、

「サルがヒトになったというのは、間違いです!!」と大きな声で言いました。

そして、延々と天地創造、人類創生の話が始まります。

あるシューキョーの、あるシューハの信者さんだったようです。

 

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K先生は、「それは聖書の話で、 … 」と切り返しますが、

クラスじゅうの生徒が、拍手するなどしてカノジョを応援します。

あっという間に1時間がたち、 … 。

 

K先生は仕事が終わって、帰る途中、本屋に立ち寄りました。

そこで、子ども向けの『学習図鑑 せかいの歴史』を購入。

 

次の授業で、「サルからヒトへ」というページを開いて説明します。

さらに「聖書」の話について一つずつ指摘し始めました。

細かい内容は、省きます。

すると今度は、クラスじゅうの生徒から「大人げない!!」と。

 

そもそもK先生は、「採用通知」をうけたあとの

最初のコーチョー面接で、

「セカイシを担当してもらいますが、大丈夫ですか」と質問されたのでした。

大学卒業後、「就職浪人」をしていましたから、

ワラをもすがる思いで、「はい、大丈夫です」と答えます。

 

ところが、セカイシは大の苦手

高校時代、いつも50~60点ぐらいしかとれなかった。

セカイシの先生からは、

「〇〇くん(彼の名)、どうしてできないかねぇ」

といつもやさしく声をかけられていたそうです。

 

採用されてから、毎晩遅くまで、

「翌日の授業のための勉強」が始まります。

セカイシ嫌いで、基礎ガクリョクがないわけですから、マイナスからのスタートです。

苦手な人間が教えるわけですから、さあ大変。

 

そんな中で、いきなり、

「センセー、間違ってます!!」の洗礼を受けたのでした。