「9月始まり」を 考える 話(62)
このテーマは、コーコーの現場にいたKセンセーに語ってもらいます。
セートの海外留学は、ほとんどなかった。
たまに、エーゴのキョーシたちが、
セートの学業記録の、英文での書類づくりに苦労していたのを思い出す。
「9月始まり」の話題は、在職中にも耳にした。
しかし、そんなの関係ないコーコーにいた。
だが、今回のコロナによる休校。
一番気になっているのは、
一人でベンキョーをやれるセートは、ごく一部ということ。
多くのセートは、そうはいかない。
休校措置をやめ、ガッコーを再開したとする。
3・4・5月の遅れを取り戻すために、夏休みを授業日にする。
猛暑の中、
エアコンをかけっぱなしのキョーシツにセートを詰め込むことになるだろう。
「密閉・密集・密接」ではないか。
エアコンもないガッコーもある。
まだ、コロナが終息したわけではない。
いつ再燃するかもしれない。
だとすれば、
来年9月に「新年度」を始めるぐらいの気持ちでゆっくりやればいいと思った。
その間に、いろいろな対策を準備する。
メリットは ?
入試の時期を、インフルエンザの流行や、大雪の可能性のある冬から夏へ変更できる。
年度半ばに、長期休業を入れなくて済むので、学業の進行がスムーズになる。
夏休みは、年度が終わったあとなので、真の意味での長期休業になる。
高校野球の甲子園大会も、春にすればよい。
温暖化が進むなか、猛暑を避けることができる。
海外留学するセートたちにも、海外からの留学生にも便利であろう。
デメリットは ?
何と言っても、入学年齢の区切りをいつにするかである。
Yotoroさんの話だと、
カナダでは同学年は1~12月の年齢だそうである。
もし同じようにすれば、来年度9月に入学するセートは、
9月まで待ってもらえば、4分の3ですむ。
そして、 「少人数学級」にすればよい。
この際に、「大規模校、大人数学級」をやめ、
「中・小規模校、少人数学級」に変えていけばよい。
次のパンデミックへの備えにもなる。
桜の季節の別れと出会い、
明治以来の卒入学時期への郷愁は、時間がたてば変わる。
皆さん、Kセンセーのこの案はどうでしょうか。
ガッコーの「9月はじまり」をどう思われますか。