人生百年 有為自然

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有為自然 424   ウンドーシンケー悪いゲーノージン タイショー

 ウンドーシンケー悪いゲーノージン タイショー

 

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「運動神経悪い芸能人大賞」。

見る気は、全然なかったのに、

何という気なしに、見てしまった。

 

少年期を思い出す。

 

サッカー   蹴れずに、空振りしたなぁ。

走り幅跳び  着地の砂場の手前にある、木の枠で思いっきり痛い思いをした。

走り高跳び  背面飛び、できない。

ソフトボール ゴロもフライもとれなかった。 振れば、空振り。

スキップ   これは、何とかできる。

走る姿    これほどではないが、無様だ。

卓球のラリー 何とか返せる。

水泳     クロールはできないが、海で300mは、泳げるようになった。

剣道     女子に負けてへこんだけど、一応、格好はつく。

 

「運動神経悪い芸能人大賞」。

 

普通にやれる人間からしたら、滑稽で仕方がないだろう。

芸能人だから、カネのため ?

わざと演技してる ?

川田アナ(女子アナ)のスキップが本当だったとしたら … 、

やらされているとしたら … 、といろいろ考えてしまう。

 

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テレビだから、やれるのだろうが … 。

 

運動神経の悪い人間たちは、どんな気持ちで見ているだろう。

そもそも、見ないか。

「運動神経の悪い人間」を、みんなで笑いものにしている。

そんな気持ちになった。

全国で、運動神経が悪くてからかわれている子どもたち。

みんなは「いじめじゃない」と言うんだろうな。

 

そして、思ったのは、

出演者たちが子どもの時、

ちょっと手を差し伸べてくれるキョーシや友だちは、いなかったのだろうか。

もしいたら、もっとうまくなっていただろうに、と思うのだ。

 

自分には、いくつか思い出がある。

 

中学時代。

クラス担任の先生が、泳げない自分だけに、

「毎日、海に行くこと」という夏休みの宿題を出してくれた。

そのおかげで泳げるようになった。

 

高校時代。

1500m走の授業のあと、

「今日は、良く頑張って走っていた」体育のキョーシが声をかけてくれた。

 

大学時代。

卓球で県大会上位になったことのある友だちが、ラリーを教えてくれた。

シェイクハンドのラケットを、そのとき初めて知った。

 

職場のレクレーションのとき。

同僚の助言で少しできるようになった。

ソフトボールのフライ、バレーボールのトス、ボウリング … 。

 

運動神経の悪さで苦しんできた人間の、

気持ちを考えない番組だと思ってしまう。

運動神経が悪い奴は見なくていい、ということだろう。

 

「ライザップ」みたいな感じのものはできないものか。

こんなに運動下手だった人間が、ここまで変わったというもの。

運動苦手な子どもたちを応援する番組。

それは、Eテレがやることか。

 

小学校時代、カケッコでビリだったために泣いてしまった。

運動会で自分の走る姿を見て母も涙を流していたと、あとで聞いた。

 

暗い話になってしまった。 m(__)m

 

しかしそのおかげで、

自分と同類であるアイカタとの今がある。

運動神経悪い人間同士。

この機を逃したら、ケッコンしてくれる相手はいない。

したがって、運動神経が悪いは塞翁が馬である(笑)

 

しかし、自分に子どもができたとしたら、

自分たちと同じ不幸を味わわせるにちがいない。

そういうこともあって、基本的に子どもを欲しいとは思わなかった。

これもまた、塞翁が馬(涙)