人生百年 有為自然

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有為自然 447   わが家の 父の日 母の日

  わが家の 父の日 母の日

 

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父が生きていた頃、

「父の日」父の誕生日の前には、母からいつも電話がかかってきていた。

「お父さんに電話するのを忘れないでね」と。

母の日は忘れないのだが、父の方はいつも忘れるのだ。

電話しないと、父の機嫌が悪くなるのである。

 

父が亡くなって、母には毎晩電話していた。

ケータイを買ってあげた。

いくら電話しても大丈夫なように「家族割」にした。

 

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母が認知症になって施設に入ってからは、電話をすることができなくなった。

「母の日」には、母にできないから叔母(母の妹)に電話する。

叔父が今年、亡くなったばかり。

自分が生まれたときも高校時代にも、叔母にはお世話になった。

 

その次に、昨年亡くなられた恩師の、奥様に電話する。

先生夫婦には子どもがいないからである。

叔母と奥様には、ときどき電話することにしている。

母が「今日一日、誰とも話さなかった」と、よくこぼしていたからである。

 

「母の日」「父の日」に、自分たちはどうすごすか。

子どもがいないので、何もないはず。

だが、新聞折込のチラシを利用している。

うまそうで、ちょっと高価な食品を買いに行く。

それが、自分たちへのプレゼントだ。

 

何かにつけてチラシをたよりに、

ちょっとした高い食品を買うようにしているのだ。

あの世まで、おカネをもっていくことはできない。

だから、今のうちに使っておこう。

高価と言っても庶民のレベルだから、大したことはない。

業者の思うつぼである(笑)

でも日本経済のために、少しは協力することになるか。