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有為自然 608   集団カンニング その後   (111)  

  集団カンニング その後   (111)

 

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以前の記事。

集団カンニング

そのあと、目の鋭いダンシセートとKセンセーの関係はどうなったか。

Kセンセーに、その後の話を聞きました。

 

集団カンニング事件のあと、彼に対して優位な立ち位置になった。

しかし、彼と良好な関係ができたとはいえない。

しばらくして彼が、再びセートシドー上の問題を起こした。

ちょうど、定期試験の直前だった。

 

「学校謹慎」のあいだ、当人は教室にはいかず、

別室で一人、各教科から出された課題を自習する。

一応、その時間、監督がつく。

 

シャカイカの課題の時は、自分の科目なので、

マンツーマンで教えた。

一対一だと、理解がすすむ。

どこがわからないのか、

なぜシャカイカが嫌いなのかなども聞いた。

 

ついでに、数学なども教える。

「センセーは、数学もできるのですか」と、驚く。

この意外性は、けっこう効果がある。

くだらない世間話もする。

とにかく、セートと人間関係をつくるのだ。

 

その結果、シャカイカのテストも、よい点をとらせることができた。

個人授業をしてあげたわけだから、

当然と言えば当然である。

テストの点数がよければ、本人もうれしい。

信頼も深まる。

 

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定期テストの直前に、

問題行動で学校謹慎するセートは、

本人にはプラスになるのだ。

 

4月の初め、彼に眼を飛ばされて、ひるんでしまった。

しかし、彼が問題行動を起こしたことで、

「指導のチャンス」ができ、

彼と「人間関係をつくる」こともできた。

 

次回のKSストーリーは、「暴力沙汰の文化祭」の予定。

文化祭で、何があったのか。