切り返し ? 切り戻し ? そして怪訝な顔
剣道の「切り返し」を、ご存知ですか ?
練習の始めと終わりに、何度もやりました。
剣道の切り返しとは、ネットに下記のような説明がありました。
一足一刀の間合から正面を打ち、
前進しながら左右面四本(左→右→左→右)、
後退しながら五本(左→右→左→右→左)、
さらに後退しながら間合をとり中段の構えから正面を打つ(これを一回とする)。
錬度に応じて適宜回数を考慮して行なう。
草花の「切り戻し」は、全く知りませんでした。
ネットで検索したら、下記のような説明が出てきました。
茎や枝の先端を摘芯(ピンチ)すると、
成長点も除去されてオーキシンの供給が止まり、下部の脇芽が成長を開始します。
この性質を利用して、
分枝を促進させて生長後の姿を整えたり、花数を増やしたりします。
また、余計な茎の生長を抑えて新しい強い芽を出すために、
大胆な切り戻しを行うこともあります。
「切り戻し」に初めて、挑戦しました。
4か所の地域花壇のマリーゴールドです。
切り戻しを終える頃には、汗びっしょり。
さあ、結果はどうなるか。
「切り戻し」をしていたら、
斜め前の家のジョセーが、家の周囲の草取りをしていることに気づきました。
この機会に挨拶しておこうと思い、声をかけたのです。
「すみません。
切り戻した花の茎や葉を、そのまま花壇のわきに置いておきますので … 」
「なぜ、そちらにだけ花を植えてあるんですか ?」
「この地域には、4か所植えています。 バス停のわきもそうです。
少しずつ増やそうと考えています」
「どういう人がやっているんですか? 自治会ですか?」
「自治会ではなく、老人会です。 老人会の中のサークルの一つ、園芸部です」
そのジョセーは、最後まで怪訝な顔のままでした。
にこりともしません。
会話の終わりに、「お疲れ様」「大変ですね」などの言葉もなし。
冷水をあびた感じ。
しかし、まったく涼しくはなりませんでした。
むしろ、寒気。
かつて地域花壇の世話をしているときに、
「こんな花いらない」という声を浴びせられて以来のことです。
400世帯近い団地。
いろんな人がいるものですね。
私の風体が、「不審者然」としていたのかもしれません。
しかし、市役所の職員さんたちが着るような、ふつうの作業着でした。
勤めている頃も自分は、初印象がよくない人間でした。
久々に、気をつけなければと思った次第です(苦笑)。