♫ この日 何の日 気になる日 ~ 220913
9月11日、9月27日、9月30日。
♫ この日、何の日、気になる日 ~
みなさんは、
どんな日を連想されましたか ?
その前に、沖縄のドキュメント映像の話。
勤めている頃に見ました。
話された方の名前は覚えていませんが、
次のような内容の話が、とても印象的でした。
沖縄には、「かわいそう」という言葉がない。
「かわいそう」というのは、上から人を見おろして憐れむ言葉だ。
沖縄では、かわりに「ちむぐりさ」という言葉を使う。
「ちむ」とは、「心」という意味だ。
相手のことを思うと、「自分の心も苦しくなる」ということだ。
また、沖縄には「人が人を殺す」という意味の言葉もない。
衝撃を受けました。
他人の痛みを「自分の痛み」として感じる。
「人を殺す」という意味の言葉がない。
すごいことです。
そういうこともあって、朝ドラが始まる前は期待していました。
「ちむ」という言葉が題名についていたからです。
しかし、ドラマが進行するにしたがって、
不快になり、だんだん腹が立ってきました。
このドラマを見ていると、
「沖縄人は善人だけど、馬鹿ばかり」と伝わってくるのです。
バカ息子に、馬鹿母、馬鹿娘たち。
なぜこういう描き方になったのか。
脚本のストーリー展開に原因があるのでしょう。
しかし自分は、「復帰50年の沖縄」の社会的な現実が、
ちっとも反映されていないことも、
原因の一つではないかと思ってしまいました。
先祖が沖縄である同級生や、
奄美大島出身の友人は、ほんとうに人間がいい。
やさしい。
声を荒げて、怒る姿を想像できない。
人がいいだけではなく、
芯があり、理性的で、しかも強かにたたかっている。
朝ドラには、そういう人間は出てこない。
「復帰50年の沖縄」の現実をとことん避けたのは、なぜだろう。
やっと、わかりました。
「9月11日」があったからです。
そうか、そういうことだったのか。
沖縄の現実とたたかいに少しでも触れると、
セーケントーが不利になる。
そうではないかと思ってしまったのです。
「深読み」のしすぎでしょうか。
イライラしているせいかもしれません。
そんななか「9月11日」の結果にひとまず、ホッとしました。
沖縄在住の同級生は、きっと笑顔になっていることでしょう。
お酒もうまかったにちがいありません。
さあ、気を取り直して、あと3週間。
がんばって最後まで「朝ドラ」を観るか。
その前に9月27日のブラック・フィゥーネラルは、
どんな日になるのだろう。
9月27日、30日が過ぎたら、
少しは「イライラどんどん」が減るのかな(笑)。
10月からは、爽やかな朝になってほしいものです。
注) 9月11日 オキナワケンチジセン
9月27日 コクソー
9月30日 チムドンドン 最終日