アッ !! 人が倒れている !! 220925
これまで人が倒れている場面に遭遇したことはありますか ?
私は、何度かあります。
車での走行中に、歩道に人が倒れていました。
車を止めて、降りて確認したことがあります。
酔いつぶれたオジサンでした。
別なケース。
人が倒れている !!
周囲の安全を確認して、近づく。
「大丈夫ですか」「わかりますか」と声をかける。
呼吸しているように見えない。
返事がないので、「誰か来てください」と大声。
何人か駆け寄ってくる。
「すみません。119番に通報してください」
「AEDを持ってきてもらえませんか」
倒れている人の胸と腹を見て、呼吸しているかをしっかり確認。
動いていないので、胸骨圧迫の開始。
両膝を地面につけ、右手と左手を重ね、体重をかける形でリズムよく始める。
1分間に100回から120回のテンポ。
かなり早いテンポです。
コロナ感染の危険があるので、
マウスツーマウスの人工呼吸はしない。
やっと、AEDが到着。
使える人が誰もいないので、自分がやるしかない。
倒れている人の衣服の胸部を開き、
胸の左上と右下にパッドを貼る。
倒れている人に、誰も触れていないかを確認し、電源を入れる。
音声案内が始まり … 。
「心肺蘇生法」とAEDによる電気ショック。
ちょっと長くなりましたが、先日、わが自主防災組織で、
普通救命講習会を開いたときの訓練の様子です。
参加は、自主防災組織の11名と講師。
うち、受講者は10名。
訓練用の人形は、6体。
10名の訓練に6体です。
みっちり3時間。
職場でも、このような講習会は毎年、行われていました。
数十人の職員に対して、人形もAEDも数体。
いくつかのグループに分かれて、ほんのちょっと触れるだけでした。
これでは咄嗟の時に、何もできなかったでしょう。
今回の講習では、何度も訓練。
しっかりイメージトレーニングできました。
忘れてしまわないように、ときどきテキストを見直そうと思っています。
みなさんは、心肺蘇生法を行えますか。
AEDを扱えますか。
わが自主防災組織には、元プロが2人。
アマですが、昨年、心肺蘇生法とAEDを使って、
実際に人命救助した人が一人います。
彼は毎年、講習会に参加していたそうです。
ですから、何もあわてなかったということでした。
自主防災組織の講習会は、
人数が少なかったので、じっくり取り組めました。
地域や職場で、
日常的に何度も訓練することが必要だと、心の底から思いました。
そうでなければ、人が倒れている場面に出会っても、
躊躇してしまうからです。