知性や才能において 自分と同レベルに共感 !? 240206
徳性や知性において、
自分と同レベル程度の人間を政治家に選ぶ。
利己的だったり、ウソをついたり、
弱い者をいじめたりするのは「誰でもすること」である。
「誰でもすることをする政治家」こそ、民衆の代表にふさわしい。
なるほど。
なるほど。
こう考えたら、納得しやすい。
目から鱗(うろこ)です。
コロナ禍で死者数ワースト1。
公立学校と医療機関をつぶしつづける。
管理強化のために教員志望者が激減。
そのために教員不足が深刻。
公務員バッシング。
市営バス運転手の給与カット。
その結果、運転手不足。
廃便・廃線が起きている。
来年の国際的イベントは歴史的な失敗 ?
おそらく重い財政負担を住民に残すだろう。
しかし市民は、圧倒的な支持を与え続けている。
17年前、H氏が知事に立候補した時、
女子大のゼミ学生に「H氏に投票するか」聞いてみた。
12人中10人が「投票する」と答えた。
理由は、「すぐに感情的になる」
「言うことが非論理的」
「隣のお兄ちゃんみたいで親しみがもてる」など。
つまり自分たちの代表は、
自分たちより知性や徳性において優れた人ではなく、
「自分たちと同程度の人間」がふさわしい。
彼女たちは、そう考えていたのだ。
こんな考え方にぶつかるとは思いもしませんでした。
上記は、『維新的民主主義』(内田樹 「東京新聞」1月28日)から。
書いてある順番・表現は、私が抜粋し書き直したものです。
理解不足でしたら、内田先生、申し訳ありません。
しかし私は、多くの人は「知らされていない」から、
「同程度の人間」を選ぶのではないかと思っています。
教育やメディアが統制されているからです。
「知る」、そして「変えることができる」ということを体験すれば、
人間は変わる。
自分の人生をふりかえって、そう確信しています。
まとめ 人びとは、知性徳性で自分たちより優れた政治家を選ばない。
自分たちと同程度の人間を選ぶ。
どんなに悪政が行われようとも、支持しつづける。
なるほどと思った。
しかし、人間は変わるものだと信じている。
(裸の王様 メモ 55)