ティーチャーK ストーリー
天は 我を見離さなかった !! 話(60) Kセンセーが、語ります。 試行錯誤をつづけて、4年目。 もう「読書の時間」をやめてしまおうかと、迷っていた時である。 「ソーゴーテキナガクシューノジカン」という新しいジュギョーが、 「シドーヨーリョー」で…
「助っ人」を 依頼 話(59) Kセンセーが、語ります。 真面目で、人間はとてもいいキョーシがいた。 入学したばかりの、 自分のクラスのセートにどつかれても、反撃できなかった。 それほど気が弱いのだ。 彼が、相談に来た。 「読書の時間に、セートたちを…
古畑任三郎に 秋山小兵衛 ? 話(58) Kセンセーが、語り続けます。 自分のクラスのセートは、静かに本を読んでいる。 自分が「朝の読書」を提案したのだから、気迫が違う。 こわいセンセー、強いセンセーのクラスも整然としている。 野球部の顧問をしてい…
こんなの ヤラセじゃないか !! 話(57) Kセンセーの話は、続きます。 市内十数校のうち、ニューシ学力では一番下のランク。 入学してくるセートたちに、少しでも希望をもたせたい。 たとえ偏差値で振り分けられたとしても、 「このコーコーで学んでよか…
奇跡は 起きたの ? 話(56) Kセンセーは、「朝の読書」について語ります。 ショクインカイギですったもんだの末に、 やっと全校一斉の「読書の時間」を導入した。 「朝の読書」の時間のチャイムが鳴る前に、クラス担任が教室に行く。 たしかに、遅刻は少…
エッ !! コクゴのセンセーが ? 話(55) 「朝の読書」について、Kセンセーが語ります。 職員会議に提案した。 反対・慎重意見が続出した。 「うちのセートが、本など読むわけがない」 「今でも大変なのに、さらに負担が増える」 「指導できるキョーシは…
読むことは 技能 ? 話(54) 「朝の読書」について、Kセンセーが語ります。 自分自身、小学校の時は本をよく読んだ。 しかし中学・高校では、ほとんど読まなかった。 それを後悔している。 『読み聞かせ』の中の次の言葉が気に入った。 「黙読の時間」の原…
不思議だ こんな静寂があるなんて 話(53) 『朝の読書が奇跡を生んだ』の中で、 Kセンセーがひきつけられた一節を紹介します。 皆さんのコーコー時代を思い出して、読んでみてください。 朝、8時35分のチャイムが鳴ると、 クラス担任の教師たちはいっせい…
そんなことで 奇跡が本当に起きる ? 話(52) Kセンセーたちが、 「遅刻」をどうやって減らしたかについて語ってくれました。 毎朝、300人を越えるセートが遅刻してくる。 朝のSHRは、騒々しい。 「静かに!!」と大声で注意するキョーシ。 1時間目の…
キョーシツに行くと セートが半分もいない 話(51) 「大変なコーコー」について、Kセンセーが、語ります。 赴任した当時、セートの遅刻がメチャクチャひどかった。 1時間目のジュギョーに行ってみると、 セートの半数も来ていないクラスがある。 授業を始…
Kセンセーのはなし 50回目 話(50) 「キョウショクインの異動」について、Kセンセーが語ります。 「大変なコーコー」への転勤を 自ら希望するキョーショクインなど、まずいない。 転勤先を知らされて、「エッ!!」である。 異動のルールでは、3年目には…
レポート出したら 10点やるぞ !! 話(49) Kセンセーは、「史跡見学」の話を続けます。 レキシ嫌いだったが、史跡見学は楽しい。 セートたちにも、この楽しみを体験させたいと考えた。 そこで、史跡見学のレポートを課した。 「夏休みに史跡見学してレポ…
登呂遺跡で感動したもの 実は … 話(48) Kセンセーの、「レキシ教材の旅」のつづきです。 初めてのクラス担任。 社会見学のコースに「登呂遺跡」が含まれていた。 首都圏から遠い県の出身なので、登呂遺跡は初めてだった。 竪穴住居や高床倉庫などを見学。…
大宰府 都府楼跡で 何をした ? 話(47) Kセンセーの、コーナイ喫煙撲滅、ペンキ塗り、セーキョーイク。 「ところで、シャカイカの本業はどうした?」と言われそうですね。 彼に語ってもらいます。 苦手なレキシ。 歴史家の書いた本が面白くない。 専門用…
一度も ヒ〇〇したことないんだって ? 話(46) セーキョーイクの締めくくりです。 ニュータイプ校に改編されたあと、 課題学習を柱にした科目を、キョーシがそれぞれつくらなければならなくなった。 テーマは自由である。 セーキョーイクも柱の一つにした…
あのあと 大変だったのよ 話(45) Kセンセーはセーキョーイクについて、語ります。 どう考えたって、自分はセーキョーイクに関して素人である。 しかし、「優れたキョーザイを生徒に提供することはできる」と考えた。 セーキョーイクのビデオも活用した。 …
あなたへ そして 子どもさん お孫さんへ 話(44) Kセンセーは、語り続けます。 彼女の書いた本とは、 『さらば、悲しみの性 産婦人科医の診察室から』(河野美代子 高文研 1985年) 『新版 さらば、悲しみの性 高校生の性を考える』(河野美代子 集英社文…
セーキョーイク そんなに単純な方法 ? 話(43) Kセンセーの話は、続きます。 他校で行われていたのは、河野美代子さんを招いての講演。 また、彼女の著書をセートに読ませること。 彼女を広島から呼ぶにはカネがかかるし無理だ。 ジュギョーでやるには、…
2階席からの卒業式 なぜ ? 話(42) セーキョーイクの必要性を説くブログがありました。 Tanoshimu365さんの3月15日のブログ「性教育は3歳から?」です。 そこで、セーキョーイクについても取り上げることにしました。 Kセンセーが、セーキョーイクにつ…
人の顔と名前を覚えるのは 得意ですか ? 話(41) 新学期が始まる前後に力を入れることは ? Kセンセーに語ってもらいます。 始業式までに、新しい担任クラスのセートの顔写真を見る。 セートの個人票に添付された写真。 一人一人の特徴をつかむ努力をした…
床のタイルに目印 何のため ? 話(40) トリツコーコーは、5月の連休明けまで開校できないことになりました。 キョーイクゲンバは、悲鳴をあげている、そんな感じがしてなりません。 子どもと親。 キョーシたちは、おろおろしている ? 今の状況にふさわし…
いつもビリだったのに 〇〇部のコモンとは … 話(39) 新学期が始まるときのことを、 Kセンセーに、語ってもらいます。 新学期に向けて、新たに仕事の分担が決まる。 クラス担任か副担任。 分掌(キョーム・シンロ・セートシドーなど)。 ブカツコモン。 ブ…
ニューガクシキで 一番 嫌だったことは ? 話(38) 新学期が近づくと、浮き浮きするものです。 ところがKセンセーには、憂鬱になることがありました。 Kセンセーに、語ってもらいます。 初めてのクラス担任。 ニューガクシキ。 緊張しながら、自分のクラ…
そんなに オレの話は ? 話(37) Kセンセーは、何度かの失敗のあと、一切ボーリョクをふるわなくなりました。 ダンシセートを床にねじふせたのが、最後でした。 Kセンセーは、語ります。 タイバツは指導ではなく、ボーリョクである。 キョーシ本人に、心の…
彼を救ったのは 何だったのか ? 話(36) Kセンセーは、 間違ってひっぱたいてしまったA子と、その父親について語りつづけます。 まっ赤に染めた髪、異常に長いスカートのA子。 「もう少し頑張れば卒業できる」という時期になっていた。 ところが、ガッ…
ひっぱたいた しかし 実は … 話(35) Kセンセーは、語ります。 「Kセンセー、A子の髪の毛を何とかしてよ」と、先輩キョーシから言われた。 A子の髪は、まっ赤に染められていたのである。 運動会の行進の時、太陽のひかりにあたって燃えるような赤になっ…
モンダイシューを解いてる セートを … 話(34) Kセンセーは、語ります。 キョーシ生活の中で一番後悔していることは、何か。 何よりもシャカイカの基礎学力がなかったこと。 セートたちに満足のいくジュギョーができなかった。 必死に勉強したが、ダメだっ…
「最後のジュギョー」が なくなった ? 話(33) Kセンセーは、3月のこの時期にいつも何をしていたか ? Kセンセーが、思い出したことを語ります。 まず、ソツギョーシキ。 そして、コーコーニューシ後のゴーカクハッピョー。 ゴーカクシャセツメーカイ。…
つわものどもが 夢のあと ? 話(32) Kセンセーの話は、つづきます。 「塗夢装屋倶楽部」によるペンキ塗りは、順調に進んだ。 「大変なコーコー」が、やがて「ニュータイプコー」に改編されることになった。 個人的には、反対だった。 これまで、みんなの…
それって 「鬼平」と同じじゃない ? 話(31) Kセンセーは、語りつづけます。 「大変なコーコー」に転勤してきて、はじめてガクネンシュニンになった。 セートたちを卒業させたら、今度はセートシドーシュニン。 セートシドーシュニンになっても、「塗夢装…